2007年7月2日月曜日

JR西日福知山線、航空・鉄道事故調査委員会最終報告書

2007/06/28:西日本旅客鉄道株式会社 福知山線塚口駅~尼崎駅間 列車脱線事故
鉄道事故調査委員会最終報告です。

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2007/06/28朝日新聞:JR宝塚線脱線、日勤教育が要因 ブレーキ遅れ招く
05年4月のJR宝塚線(福知山線)脱線事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は28日、懲罰的と受け取られる運転士の再教育制度「日勤教育」を気にして、運転から注意がそれた可能性が高いとする最終報告書を冬柴国土交通相に提出した。この結果、高見隆二郎運転士(当時23)が19秒前後ブレーキをかけるのが遅れ、制限速度を46キロ超過してカーブに入ったことが脱線の直接原因と結論づけた。

2007/06/28毎日新聞:福知山線事故:事故調が最終報告書 JR西日本の体質指摘
兵庫県尼崎市で05年4月に起きたJR福知山線脱線事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は28日、高見隆二郎運転士(死亡、当時23歳)がブレーキをかけるのが約16秒遅れたため、制限速度を約46キロ超過して現場カーブに進入したことが原因とする最終調査報告書を冬柴鉄三国交相に提出した。事故調は運転士への懲罰的な日勤教育など、JR西日本の体質が事故に影響した可能性が高いと異例の指摘をした。さらに国には、重大被害につながる鉄道トラブルがあった場合に危険性を各事業者に徹底する対策を求めた。

2007/06/28神戸新聞:JR西の企業体質批判 尼崎脱線事故で最終報告書
百七人が死亡した尼崎JR脱線事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会(事故調委)は二十八日、調査結果をまとめた最終報告書を冬柴鉄三国交相に提出した。事故調委は、事故の主原因となったカーブでの大幅な速度超過について、直前の伊丹駅でオーバーランした高見隆二郎運転士=死亡当時(23)=が、ミスした運転士に課される「日勤教育」を恐れ、車掌と輸送指令との無線交信に聞き入るなどしてブレーキが遅れた可能性が高いと判断。余裕のないダイヤ編成なども合わせ、JR西日本の安全管理体制が事故の遠因だったと指摘した。