2007年12月31日月曜日

シャトル打ち上げ、また延期 日時は未定

シャトル打ち上げ、また延期 日時は未定
米航空宇宙局(NASA)は27日、1月10日に延期されていたスペースシャトル・アトランティスの打ち上げをさらに延期すると発表した。外部燃料タンクのセンサー付近の配線を修理するため。次の打ち上げ予定日は示されていない。

中部空港に到着予定の12便、強風で目的地変更

中部空港に到着予定の12便、強風で目的地変更
中部空港(愛知県常滑市)は30日夜から横風が強まり、午後10時40分現在で、日本航空の仁川発984便など国内、国際計12の到着便が目的地を成田や羽田、関西に変更した。

2007年12月30日日曜日

救急隊員が飲酒運転 免停中に救急車運転も 福岡

救急隊員が飲酒運転 免停中に救急車運転も 福岡
福岡県の粕屋南部消防本部(志免町、豊福康広消防長)の男性救急隊員(36)が飲酒運転で摘発され、運転免許停止中に救急車を運転していたことが29日、分かった。同本部は隊員を停職6カ月、豊福消防長ら7人を監督責任で戒告などの処分とした。

「ふげん」強度不足、原因は施工不良

「ふげん」強度不足、原因は施工不良
廃炉に向けて準備中の新型転換炉ふげん(福井県敦賀市)の壁の強度が設計基準を下回っていた問題で、日本原子力研究開発機構は28日、施工管理に不備があったのが原因と発表した。経済産業省原子力安全・保安院は「ほかの原子力施設に問題はない」という。

30病院に拒まれ死亡 大阪の89歳 到着まで2時間

30病院に拒まれ死亡 大阪の89歳 到着まで2時間
大阪府富田林市で25日未明、下痢や嘔吐(おうと)など体調不良を訴えて救急搬送された同市内の女性(89)が、府内の計30病院に受け入れを拒否された末、約2時間後に搬送された病院で心肺停止状態となり、翌日夕、死亡していたことがわかった。受け入れを拒んだ病院の多くは「別の患者を処置中で対応できなかった」などと説明している。

製品欠陥で火災、年174件 06年消防庁調べ

製品欠陥で火災、年174件 06年消防庁調べ
06年に全国で起きた火災のうち、製品の欠陥が原因と断定されたのが174件あったことが、総務省消防庁の初めての調査でわかった。06年の火災約5万3000件のうち、自動車や電気用品、燃焼機器などが原因となったおそれのあるものについて、全国の消防本部を通じて追跡調査した。

2007年12月27日木曜日

ネパールでつり橋落下 15人死亡、70人が行方不明

ネパールでつり橋落下 15人死亡、70人が行方不明
ネパール西部のスルケット郡で25日、つり橋が落下し、地元テレビの報道によると、橋を渡っていた子供4人を含む15人が死亡、19人がけがをした。内務省は「依然、70人が行方不明」としている。

2007年12月26日水曜日

海底地形、鮮やかに再現 深海探査機「うらしま」

海底地形、鮮やかに再現 深海探査機「うらしま」
海洋研究開発機構は、深海巡航探査機「うらしま」を使った技術試験で、海底の詳細な地形図の作製に成功した。これまで詳細が不明だった、熱水の噴き出しでできる煙突状の岩(チムニー)の形状や分布が明らかになった。

2007年12月25日火曜日

かぐや定常運用に移行 一部機器に不具合

かぐや定常運用に移行 一部機器に不具合
宇宙航空研究開発機構は21日、米国の月着陸船アポロ17号が72年に着陸した地点の周辺などを、月探査機「かぐや」が撮影した新しい画像を公開した。「かぐや」の14の観測機器のうち、二つが予定の性能を示していないことも発表した。

国産の時速300キロ車両完成 中国

国産の時速300キロ車両完成 中国
新華社電によると、中国が自主開発した時速300キロの高速鉄道車両の第1号の組み立てが22日、山東省青島で完成した。速やかに生産を始め、来年3月に鉄道会社に引き渡し、試験運転を経て同8月の北京五輪前に北京―天津間に投入する予定だ。

バス運転の男性ら、容疑で逮捕 外環道バス転落事故

バス運転の男性ら、容疑で逮捕 外環道バス転落事故
東京都練馬区の東京外環道内回り大泉ジャンクション付近で24日、マイクロバスのドアが開き、小学校5年の吉崎健さん(11)が車外に投げ出され、トラックにはねられた死亡事故で、埼玉県警は25日、バスを運転していた同県川越市今福、会社員引地功一(33)と、トラックを運転していた同県毛呂山町南台5丁目、運転手中村光雄(25)の両容疑者を自動車運転過失致死の疑いで逮捕した。

機内食から揚げ、食べようとしたら歯形 日航系グアム便

機内食から揚げ、食べようとしたら歯形 日航系グアム便
成田空港を19日に出発した米・グアム行きの日本航空系のJALウェイズ機で、男児に、他の乗客が食べ残した機内食を提供していたことが24日、分かった。客室乗務員が誤って出したもので、歯形がついた豚のから揚げが入っていた。同社は男児と家族に謝罪し、「再発防止を徹底したい」と話している。

走るバスのドア開き、小5転落 ひかれ死亡 都内高速道

走るバスのドア開き、小5転落 ひかれ死亡 都内高速道
24日午後6時10分ごろ、東京都練馬区大泉町4丁目の東京外環道内回り大泉ジャンクション付近で、走行中のマイクロバス(定員29人)のドアが開き、埼玉県ふじみ野市の東原小学校5年吉崎健さん(11)が車外に投げ出された。吉崎さんは路上で、後続のトラックにはねられ、まもなく死亡した。県警高速隊はドアが開いた原因などを調べている。

ドアなぜ開いた 開閉「手動」状態か バス転落事故
楽しいはずのクリスマスイブが暗転した。24日夕、東京都練馬区の東京外環道で起きた小学生のバス転落事故。走行中に突然開いたドアから投げ出されるという悪夢のような事故は、なぜ起きたのか。

コンテナ船「居眠り」座礁、離礁できず 和歌山

コンテナ船「居眠り」座礁、離礁できず 和歌山
和歌山県由良町の太平洋岸沿いの岩場で22日に座礁したコンテナ船が積み荷の重みで離礁できず、24日夕から約420個のコンテナをクレーンで下ろす作業が始まった。

県警、プラント火災現場を検証 茨城・神栖

県警、プラント火災現場を検証 茨城・神栖
茨城県神栖市の三菱化学鹿島事業所でプラントが炎上し、4人の遺体が見つかった火災で、県警は24日、地元消防などと合同で業務上過失致死の疑いで現場検証をした。出火原因を本格的に調べるとともに、同事業所の安全管理体制に不備がなかったかどうか関係者から事情を聴く。

炉解体中、れんが崩落4人死傷 岡山の石灰メーカー

炉解体中、れんが崩落4人死傷 岡山の石灰メーカー
24日午前9時10分ごろ、真庭市宮地の石灰総合メーカー「中山石灰工業」の本社工場で、生石灰を製造する炉の内部の耐火れんがが崩落し、内部で作業していた男性1人が頭を強く打って死亡、3人が重軽傷を負った。

ミートホープが「観光地化」 地元は困惑

ミートホープが「観光地化」 地元は困惑
一連の「偽装ドミノ」の始まりだったミートホープ(北海道苫小牧市)が事件後、観光地化している。新千歳空港から近く、「ついで」に立ち寄りやすいようだ。

東海道新幹線、ICカード導入は来年3月から

東海道新幹線、ICカード導入は来年3月から
JR東海と東日本、西日本の3社は21日、東海道新幹線へのICカード導入によるチケットレスサービスを来年3月29日から始めると発表した。在来線で使えるICカード乗車券「TOICA(トイカ)」と「Suica(スイカ)」(JR東日本)、「ICOCA(イコカ)」(JR西日本)との相互利用も同日から始める。

2007年12月23日日曜日

小惑星、火星に衝突か 確率75分の1 NASA発表

小惑星、火星に衝突か 確率75分の1 NASA発表
米航空宇宙局(NASA)は21日、直径50メートルほどの小惑星が1月末、火星のすぐ近くを通過し、火星に衝突する可能性もあると発表した。カリフォルニア州にあるジェット推進研究所(JPL)などの軌道分析でわかった。

2007年12月19日水曜日

持病の船長、20日に引き渡し 漁船拿捕でロシア側連絡

持病の船長、20日に引き渡し 漁船拿捕でロシア側連絡
高村外相は19日午後、羅臼漁協所属(北海道羅臼町)の漁船4隻が北方領土・国後島沖合でロシア国境警備局に拿捕(だほ)された事件で、ロシア当局から、持病を患っている第31豊佑丸の藤本茂美船長を20日午後2時に引き渡すとの連絡があったことを明らかにした。外務省内で記者団に語った。海上保安庁の巡視船が藤本船長を引き取るため、20日午前11時に根室港を出港する予定という。

稚内市、「しらせ」誘致に名乗り お金はないけれど

稚内市、「しらせ」誘致に名乗り お金はないけれど
樺太犬タロ・ジロの故郷・北海道稚内市が、来春の引退後の引き取り手が見つからず、保存も絶望的となっている南極観測船「しらせ」の誘致に手を挙げた。だが、予算はとても足りないため、横田耕一市長が19日午後、「保存のために国も支援を」と文部科学省を訪れて訴える。

特急が脱線、50人死亡 パキスタン南部

特急が脱線、50人死亡 パキスタン南部
パキスタン南部シンド州メヘラブプール近郊で19日未明、カラチ発ラホール行き特急列車が脱線、AP通信は当局者の話として少なくとも50人が死亡したと伝えた。

飛行中も携帯通話OK スターフライヤー、09年春にも

飛行中も携帯通話OK スターフライヤー、09年春にも
新規航空会社のスターフライヤー(北九州市)は、飛行中の機内で乗客が携帯電話を利用できる新サービスを09年春にも導入する計画を明らかにした。現在、法規制で機内では携帯電話の使用が禁止されているため、同社は国などに規制の緩和を働きかける。実現すれば、国内初のサービスになる見込みだ。

制御盤、発火源か 渋谷スパ爆発 火花、ガスに引火?

制御盤、発火源か 渋谷スパ爆発 火花、ガスに引火?
東京都渋谷区の温泉施設「シエスパ」の爆発事故で、機械室内に設置されていた温泉水くみ上げ用制御盤から出た火花が発火源になった疑いの強いことがわかった。警視庁は、複合的な要因で機械室の上部に天然ガスがたまり、そこに引火したとみて調べている。3人が死亡した事故は19日で発生から半年になる。

2007年12月18日火曜日

海上配備型ミサイル、初実験成功 宇宙空間で標的を迎撃

海上配備型ミサイル、初実験成功 宇宙空間で標的を迎撃
弾道ミサイル防衛(BMD)の海上配備型迎撃ミサイル(SM3)を搭載した海上自衛隊のイージス艦「こんごう」は17日正午すぎ(日本時間18日早朝)、米ハワイ沖で初の実射訓練を実施し、標的のミサイルを大気圏外で迎撃するのに成功した。ハワイ・カウアイ島の米軍施設で防衛省が発表した。米国以外の国が、SM3の実射実験をしたのは初めて。

海上型MD、初の実射実験へ 米ハワイ沖

海上型MD、初の実射実験へ 米ハワイ沖
防衛省は17日(日本時間18日)、米ハワイ沖で、弾道ミサイル防衛(BMD)の海上配備型迎撃ミサイル(SM3)を初めて実射実験する。SM3を搭載した海上自衛隊のイージス艦「こんごう」が、カウアイ島の米軍基地から発射される標的用のミサイルの迎撃を試みる。こんごうは海自佐世保基地(長崎県佐世保市)に来年1月上旬に実戦配備され、配備中の地対空ミサイルとともに、日本のミサイル防衛に加わることになる。

昨年の出火件数、過去40年で最少 消防白書

昨年の出火件数、過去40年で最少 消防白書
06年の全国の出火件数は5万3276件で、過去40年間で最も少なかったことが、総務省消防庁が18日に公表した07年版消防白書でわかった。一方、住宅火災による死者は過去2番目に多かった。同庁は「高齢化が進み、火災の犠牲になるお年寄りが多いのではないか」とみている。

着陸した日本エアコミューター機がパンク 出雲空港

着陸した日本エアコミューター機がパンク 出雲空港
18日午前11時半ごろ、島根県斐川町の出雲空港に着陸した大阪発の日本エアコミューター(JAC)2345便の前輪タイヤ2本がパンクした。滑走路から誘導路に入る際にこのうち右側の1本が離脱し、同機は駐機場で停止し、乗客34人を降ろした。乗員3人を含め、けが人はなかった。

東名27人死傷事故、バス運転の被告に禁固7年求刑

東名27人死傷事故、バス運転の被告に禁固7年求刑
愛知県岡崎市の東名高速下り線で8月、「シンフジハイヤー」(静岡県富士市)の観光バスが渋滞中の車列に追突し、2人が死亡、25人が重軽傷を負った事故で、バスを運転し、自動車運転過失致死傷罪に問われた静岡県富士宮市、会社員望月孝男被告(59)に対する論告求刑公判が18日、名古屋地裁岡崎支部(岩井隆義裁判官)であった。検察側は「職業運転手としてあまりにも不注意な運転で、過失は極めて重大である」と述べ、禁固7年を求刑した。

H2Aロケット14号機公開 三菱重工

H2Aロケット14号機公開 三菱重工
三菱重工業は17日、超高速インターネットの実証実験を行う通信衛星「きずな」を載せて来年2月15日に打ち上げる国産ロケット「H2A」14号機の本体を、名古屋航空宇宙システム製作所飛島工場(愛知県飛島村)で報道陣に公開した。

アリタリア航空再建 イタリア閣僚、売却相手選びで対立

アリタリア航空再建 イタリア閣僚、売却相手選びで対立
経営難のアリタリア航空の保有株売却を巡り、イタリア政府が分裂状態に陥っている。同航空は欧州最大手エールフランスKLM、国内航空2位「エア・ワン」の親会社「APホールディング」の2社から経営統合を提案されていたが、再建を国際大手に委ねるか、イタリアブランド維持かで伊閣僚らが対立。13日に予定された売却相手の決定は土壇場で18日に延期された。

大阪・難波の新名物「絶叫マシン」、1日で営業休止

大阪・難波の新名物「絶叫マシン」、1日で営業休止
大阪・難波に13日オープンした複合レジャー施設「namBa HIPS(ナンバ ヒップス)」の外壁に取り付けられた絶叫マシン「ヤバフォ」が、運転中に異音がしたとして、オープン翌日の14日夜から営業を休止していることが分かった。解体して原因を調べているが、再開の見通しは立っていない。

リタリン不正処方、容疑の医師を新たに逮捕 警視庁

リタリン不正処方、容疑の医師を新たに逮捕 警視庁
東京都江戸川区の京成江戸川クリニックによる向精神薬「リタリン」不正処方事件で、警視庁は18日、院長不在中に従業員に問診などをさせたとして、医療法人瑞信(すいしん)会理事長で医師の板橋仁容疑者(55)=千代田区外神田6丁目=を医師法違反(無資格医業教唆)の疑いで逮捕したと発表した。板橋容疑者は容疑を否認しているという。

携帯基地局撤去へ 住民「健康被害」、ドコモは認めず

携帯基地局撤去へ 住民「健康被害」、ドコモは認めず
携帯電話のアンテナ基地局が発する電磁波で健康被害を受けたとして、兵庫県川西市の住民10人が、NTTドコモ関西(大阪市)と、基地局の土地を所有する阪急バス(大阪府池田市)に対し、基地局の撤去を求めた公害調停が17日、大阪簡裁であった。双方はドコモが来年4月ごろまでに撤去することで合意し、住民は調停を取り下げた。阪急バスが住民の意向を踏まえてドコモへの賃貸契約を解除すると決めたため、ドコモは健康被害を認めない形で撤去を受け入れた。

「車掌復職拒否は人格否定」宝塚線事故乗務員、申し立て

「車掌復職拒否は人格否定」宝塚線事故乗務員、申し立て
乗客ら107人が死亡した05年4月のJR宝塚線(福知山線)脱線事故で、事故列車に乗務して入院し、休業している松下正俊車掌(44)が17日、今後の復職でJR西日本から車掌でない業務を求められたことに対し、「車掌職を全うしてきた人格を否定された」として、大阪弁護士会に人権救済を申し立てた。

掘削機とクレーン倒れ 倉庫が大破 福岡・博多

掘削機とクレーン倒れ 倉庫が大破 福岡・博多
17日午後4時10分ごろ、福岡市博多区東比恵3丁目の津屋公園で、雨水調整池の築造工事をしていた掘削機とクレーン車が倒れ、隣接する倉庫が大破した。現場には作業員十数人がいたが、けが人はなかった。

玩具商社、安全マーク不正使用 ミニカーなど基準超の鉛

玩具商社、安全マーク不正使用 ミニカーなど基準超の鉛
おもちゃ専門商社の丸進玩具(東京都)は17日、04年以降に販売した16品目について、日本玩具協会の安全基準合格品に付けられる「STマーク」を、検査せずに不正使用し、うちミニカーなど4品目から安全基準を超える鉛や化学物質が検出された、と発表した。16品目のほとんどは中国製で、同社は総計約23万個を自主回収する。

ヒューザー小嶋被告、無罪主張し結審 来年3月に判決

ヒューザー小嶋被告、無罪主張し結審 来年3月に判決
耐震強度偽装事件で、強度が足りないと知りながらマンションを販売したとして詐欺罪に問われたヒューザー(破産手続き中)社長・小嶋進被告(54)の公判が17日、東京地裁であり、弁護側が最終弁論で改めて無罪を主張して結審した。判決は来年3月25日に言い渡される。

建築確認、構造計算チェック 人材不足で遅れる審査

建築確認、構造計算チェック 人材不足で遅れる審査
耐震偽装事件の再発防止を狙った改正建築基準法の施行から5カ月がたち、新しい建築確認制度を支えるチェック機関で、構造計算の専門家不足が表面化してきた。全国から審査案件が集中する東京の機関では8割で新規受け付けに遅れが出ており、マンションなど大型物件の着工減の要因となっている。チェック機関のマンパワー不足は新制度の構造的な欠陥にもなりかねず、国土交通省も対策に乗り出した。

ドンキ放火の119番対応、法廷へ 遺族が提訴

ドンキ放火の119番対応、法廷へ 遺族が提訴
3年前、従業員3人が犠牲になったさいたま市の「ドン・キホーテ浦和花月店」で起きた放火事件。その際の119番通報に対する消防局の対応をめぐり、遺族が市を相手取って損害賠償を求める訴えを起こした。通報があった場合、消防職員は、状況の把握と避難指示をどのように行うべきなのか――。119番の対応について、全国統一の基準はないといい、そのあり方が法廷で問われることになる。

船場吉兆のテナント契約解除を通知 「心斎橋OPA」

船場吉兆のテナント契約解除を通知 「心斎橋OPA」
産地偽装や賞味・消費期限の改ざん問題で営業自粛中の高級料亭「船場吉兆」(大阪市)の心斎橋店が入る商業施設「心斎橋OPA」の運営会社「OPA」(東京)が、船場吉兆に対してテナント契約解除の方針を伝えていることがわかった。

列車の速度超過対策で新方針 JR東日本

列車の速度超過対策で新方針 JR東日本
JR宝塚線(福知山線)の脱線事故を受けた列車の速度超過対策で、JR東日本は、自動列車停止装置(ATS)の設備を拡大する方針を明らかにした。06年7月の国土交通省の改正省令施行を受けた措置で、新たに下り坂1528カ所にATSを設置する。

山陽新幹線に遅れ 車両点検のため

山陽新幹線に遅れ 車両点検のため
17日午前6時6分ごろ、広島県福山市の山陽新幹線福山駅で福山発新大阪行き「こだま620号」が異音を感知したため、車両点検を行い、30分遅れで発車した。

 この影響で後続の、広島発東京行き「のぞみ60号」の発車も15分遅れた。その他の上りの新幹線3~4本にも、3~4分の遅れが出る見込み。

滑走路に信号機 誤進入防止へ国交省が検討

滑走路に信号機 誤進入防止へ国交省が検討
航空機による相次ぐ滑走路への誤進入トラブルを受けて、国土交通省は滑走路の入り口などに信号機を取り付ける新システムの検討を始める。18日に検討会議を立ち上げる。一連の事故は管制官とパイロットの意思疎通がうまくいかなかったことが原因。管制用語を的確にするなどの改善を進めているが、言葉による確認だけでは限界があることから、視覚にも訴えるのがねらいだ。

薬害肝炎、原告は基金案拒否 「未提訴者も同じ救済を」

薬害肝炎、原告は基金案拒否 「未提訴者も同じ救済を」
薬害C型肝炎訴訟の和解協議で焦点となっている今後提訴する患者について、全国原告・弁護団は16日、国から「活動支援金」として一定金額を支払う提案を受けたが、「責任を認めたうえでの支払いでないと認められない」として拒否したことを明らかにした。国の提案は、大阪高裁の和解骨子案にならう形で一定額を「基金」として支払う案とみられる。国の譲歩案が拒否されたことで、和解成立の見通しは一段と不透明になった。

異常行動137人もタミフルの影響不明 全医療機関調査

異常行動137人もタミフルの影響不明 全医療機関調査
飛び降りなど重度の異常行動を起こしたインフルエンザ患者(30歳未満)が昨季137人いたことが16日、全医療機関を対象にした厚生労働省の初の調査で分かった。約6割は治療薬「タミフル」を服用していたが、別の薬を飲んだ患者にも異常行動がみられ、同省は「この調査だけではタミフルと異常行動の因果関係は判定できない」としている。

稼働中に大観覧車の扉開く 埼玉・西武園ゆうえんち

稼働中に大観覧車の扉開く 埼玉・西武園ゆうえんち
埼玉県所沢市山口の西武園ゆうえんちで15日午後2時ごろ、稼働中の大観覧車のゴンドラ1基の扉が最上部付近で開いた。中には東京都清瀬市の女性(35)と、3、4歳の子ども3人の計4人が乗っており、女性が扉を手で閉めたという。4人にけがなどはなかった。

ゴンドラ支柱の滑車が割れて脱落 長野県警が実況見分

ゴンドラ支柱の滑車が割れて脱落 長野県警が実況見分
長野県王滝村のスキー場「おんたけ2240」でゴンドラリフトが急停止し、乗客90人が閉じこめられた事故で、長野県警は16日、実況見分をして事故原因の究明に乗り出した。国土交通省北陸信越運輸局(新潟市)も乗客救出が遅れた理由などについて事情を聴いた。

2007年12月16日日曜日

漁船沈没、19人不明 中国浙江省

漁船沈没、19人不明 中国浙江省
新華社電によると、中国浙江省の近海で15日深夜、地元の漁船がリベリア船籍の貨物船と衝突した。この事故で漁船が沈没し、乗組員20人のうち1人は救出されたが、19人が行方不明となった。
 同省の海上保安当局などが捜索活動を続けているが、海水の温度が低く、救出される望みは薄いとみられる。貨物船は台湾から韓国に向かう途中だった。(時事)

ベトナムで岩盤崩落、作業員18人死亡

ベトナムで岩盤崩落、作業員18人死亡
ベトナム中部ゲアン省の水力発電所建設工事現場で15日、大規模な岩盤の崩落事故が発生した。地元メディアは16日、作業員18人が死亡したと報じた。当時、事故現場では石を切り出していたという。グエン・タン・ズン首相は関係当局に対し、事故原因の報告などを求めた。(時事)

ISS「きぼう」の船外実験設備公開 宇宙機構

ISS「きぼう」の船外実験設備公開 宇宙機構
宇宙航空研究開発機構は14日、茨城県つくば市の筑波宇宙センターで、国際宇宙ステーション(ISS)への取り付けが来年から始まる日本実験棟「きぼう」の船外実験プラットホームを報道陣に公開した。

リフト停止、90人宙づり 救出終える 長野

リフト停止、90人宙づり 救出終える 長野
15日午前10時半ごろ、長野県王滝村のスキー場「おんたけ2240」(旧おんたけスキー場)で6人乗りのゴンドラリフト「スカイラブ」44基が突然停止。地上から最大約20メートルの高さで、スキー客ら計約90人を乗せたまま立ち往生した。約3時間後に救出が始まり、12時間近くたった午後10時すぎ全員の救出を終えた。木曽消防署などによると、救急車で搬送された人はいたが、今のところけが人はいないという。丸いカプセル型のゴンドラをつっているワイヤが支柱の滑車から外れたことが原因とみられる。

船場吉兆、希望退職に92人応募

船場吉兆、希望退職に92人応募
牛肉産地偽装や菓子、総菜の不正表示問題で営業自粛中の高級料亭「船場吉兆」(大阪市)が全従業員を対象に募っていた希望退職に対し、期限の15日までに、正社員とパート従業員の計92人が応じる意思を示していたことがわかった。

原告患者ら「早く政治決断を」 薬害C型肝炎集団訴訟

原告患者ら「早く政治決断を」 薬害C型肝炎集団訴訟
薬害C型肝炎集団訴訟の原告患者らが15日、東京、大阪、名古屋、福岡の街頭で、被害者の全員救済を一斉に訴えた。大阪訴訟の原告ら約50人はJR京橋駅前(大阪市)に立ち、「福田首相は早く政治決断を」と声を上げた。「切り捨ては許さない!」と書いたビラ1000枚も配り、賛同署名は約1時間で500人分が集まった。

火元の戦闘指揮所は無人か 護衛艦「しらね」火災

火元の戦闘指揮所は無人か 護衛艦「しらね」火災
海上自衛隊横須賀基地(神奈川県横須賀市)に停泊中だった護衛艦「しらね」の火災で、火元とみられる戦闘指揮所(CIC)は出火時に無人の状態だったことが15日、海自警務隊などの調べでわかった。海自警務隊は15日午後、艦内にいた乗員約80人に対する聴取を始め、出火原因を調べている。

脂注入馬刺し「認識甘かった」 マルシェ社長陳謝

脂注入馬刺し「認識甘かった」 マルシェ社長陳謝
居酒屋「八剣伝」などを展開する「マルシェ」(大阪市阿倍野区)が馬の脂を注入した馬肉を「とろ馬刺し」などと表示し、公正取引委員会から景品表示法違反(優良誤認)にあたるとして排除命令を受けた問題で、同社の谷垣雅之社長は15日、会見で「認識が甘く、深く反省している」と陳謝した。今後、役員の処分についても検討するという。

戦闘指揮室付近で出火か 護衛艦火災 海自横須賀基地

戦闘指揮室付近で出火か 護衛艦火災 海自横須賀基地
神奈川県横須賀市の海上自衛隊横須賀基地に停泊していた護衛艦「しらね」(基準排水量5200トン)から出火した火災で、出火元は艦橋内部の戦闘指揮室付近の可能性が高いことが15日、わかった。消火活動にあたった男性隊員ら4人が一酸化炭素中毒や軽い気道熱傷を負い、基地内の病院で治療を受けている。

3棟で耐震基準満たさず 遠藤建築士の構造計算偽装問題

3棟で耐震基準満たさず 遠藤建築士の構造計算偽装問題
藤建事務所(埼玉県八潮市)の遠藤孝1級建築士による構造計算書の偽装問題で、横浜市は14日、同市西区で建設中だったマンションの構造を再計算した結果、5棟のうち3棟で建築基準法上の耐震基準を満たしていなかったと発表した。国土交通省によると、遠藤建築士が構造設計を担当した全国104物件のうち、構造計算書に偽造があるもので耐震強度不足が判明したのは初めて。

海上自衛隊の護衛艦「しらね」から出火 隊員4人を搬送

海上自衛隊の護衛艦「しらね」から出火 隊員4人を搬送
神奈川県横須賀市の海上自衛隊横須賀基地に停泊していた護衛艦「しらね」から14日午後10時20分ごろ出火し、戦闘指揮室付近の約100平方メートルが焼けた。消火活動にあたった同基地の海士長の男性(20)ら4人の隊員が一酸化炭素中毒や軽い気道熱傷などでそれぞれ市内の病院に運ばれた。

トヨタ社員の過労死確定へ 国、控訴断念

トヨタ社員の過労死確定へ 国、控訴断念
トヨタ自動車の堤工場(愛知県豊田市)の元従業員が急死したのは過労死だったと認め、遺族補償年金などを不支給とした豊田労働基準監督署の処分を取り消した11月30日の名古屋地裁判決について、国は控訴期限にあたる14日、控訴の断念を決め、判決が確定した。これを受けて、豊田労基署は遺族補償年金などの支給手続きに入るが、その際、サービス残業代の算定が焦点になる。原告側がトヨタに対し、労災補償の上積みを申し入れることも予想される。

2007年12月15日土曜日

札幌近郊のJR線運休相次ぐ 停止信号で、9万人に影響

札幌近郊のJR線運休相次ぐ 停止信号で、9万人に影響
14日午後3時50分ごろ、札幌近郊を走る列車から、異常を知らせる無線による停止信号が発信されたため、周辺を運行中の列車が停止した。午後11時現在で計194本が運休するなど約9万5000人の足に影響がでた。

霜降り馬肉、実は馬脂注入 居酒屋チェーンに排除命令

霜降り馬肉、実は馬脂注入 居酒屋チェーンに排除命令
人工的に馬の背脂を注入した馬肉を「霜降り馬刺」「とろ馬刺」などと表示して販売したとして、公正取引委員会は14日、居酒屋チェーン3社と食肉加工業者、業務用スーパーの計5社に対し、再発防止などを求める排除命令を出した。天然育成の霜降り馬肉であるかのように消費者に誤認させる不当な表示だとして、景品表示法違反(優良誤認)にあたると判断した。

肝炎和解案 1人最大4400万円 死亡・肝がん患者ら

肝炎和解案 1人最大4400万円 死亡・肝がん患者ら
薬害C型肝炎集団訴訟の大阪訴訟控訴審で、大阪高裁が原告の肝炎患者と被告の国・製薬会社に示した非公表の和解骨子案の詳細が14日、わかった。被告は薬害肝炎の「解決責任」のもとに「謝罪」または「おわび」をするほか、国が敗訴した一連の地裁判決のうち、国と製薬会社の法的責任の期間を最も短く認定した東京地裁判決の基準の範囲内で原告側に支払う和解金額を、症状に応じて1人あたり4400万~1320万円にしているという。

センター試験、問題差し替えへ 作成者のパソコン盗難

センター試験、問題差し替えへ 作成者のパソコン盗難
大学入試センターは14日、来年1月に行われるセンター試験の問題の一部を差し替える、と発表した。問題作成者である大学教員の私物パソコンなどがセンターの外で盗まれ、データの中に、問題を検討する際に作った資料が入っていた。この資料から問題の内容が類推される恐れがあるため、センターは複数の問題の差し替えを決めた。問題の差し替えは、1990年度にセンター試験が始まって以来初めて。

静岡ヘリ事故で同系機を緊急点検へ 欧州航空当局指示

静岡ヘリ事故で同系機を緊急点検へ 欧州航空当局指示
静岡市葵区でオールニッポンヘリコプター(東京都江東区)のヘリコプターが墜落して機長が死亡、整備士が重傷を負った事故を受けて、機体の製造国ドイツが属する航空当局「欧州航空安全庁」は14日、世界中の同系列機について、問題個所の緊急点検を命じた。これを受けて国土交通省航空局も同日、国内14の運航会社(計34機)に耐空性改善通報(TCD)を出し、点検の徹底を指示した。

赤福が改善報告書提出 三重県、処分解除検討へ

赤福が改善報告書提出 三重県、処分解除検討へ
和菓子メーカー赤福(三重県伊勢市)の表示偽装や消費期限切れ商品の再使用問題で、同社は14日、食品衛生法に基づく改善報告書を県伊勢保健所に提出した。同日午後3時から、伊勢市内で浜田典保社長らが会見を開き、報告書の内容や新経営陣について説明する、としている。

2007年12月14日金曜日

韓国養殖業に壊滅的被害 タンカー事故の原油流出で

韓国養殖業に壊滅的被害 タンカー事故の原油流出で
韓国の忠清南道沖の黄海で起きたタンカー衝突事故で流出した原油が、沿岸の養殖業に壊滅的な被害を及ぼしている。再開には、少なくとも5年はかかるとみられている。

ソマリア沖海賊事件、タンカーを解放

ソマリア沖海賊事件、タンカーを解放
ソマリア沖で日本の海運会社が運航するタンカーが海賊に乗っ取られた事件で、米海軍報道官は12日、海賊がタンカーから退去し、乗組員は無事だと語った。ロイター通信などが報じた。

N700系シミュレーターを公開 運転士の訓練や講習に

N700系シミュレーターを公開 運転士の訓練や講習に
今年7月に営業運転を開始した東海道・山陽新幹線の新型車両「N700系」のシミュレーターが大阪市東淀川区のJR東海大阪第二運輸所に導入され、13日、報道陣に公開された。運転士の訓練や講習に使われる。

限定救済、原告は拒否 大阪高裁、和解案提示 薬害肝炎

限定救済、原告は拒否 大阪高裁、和解案提示 薬害肝炎
薬害C型肝炎集団訴訟の大阪訴訟控訴審で、大阪高裁(横田勝年裁判長)は13日、和解骨子案を原告の肝炎患者と被告の国・製薬会社に示した。肝炎ウイルスに汚染された血液製剤「フィブリノゲン」の投与をめぐり、国の法的責任の期間を最も短く認定した東京地裁判決の基準にあう全国各地の原告と今後の提訴者に限って和解金を支払うが、それ以外の原告には訴訟にかかった費用を出す内容。同判決にあてはまらない未提訴者の救済には触れず、国の主張を反映し、救済範囲を絞るものとなった。

線引き救済許せぬ 肝炎原告、和解骨子案に怒り・失望

線引き救済許せぬ 肝炎原告、和解骨子案に怒り・失望
「被害者全員の救済ではない。受け入れられない」。薬害C型肝炎訴訟で、13日に大阪高裁から和解骨子案を示された原告側は、その場で拒否の意向を伝えた。「一律救済」を求めてきた原告たちにとって譲れない内容。全面解決への期待を高めていただけに、失望と怒りが広がった。「あとは福田首相の決断しかない」。政治による救済を求める声があがった。

三菱自元部長ら有罪 母子死傷事故で横浜地裁判決

三菱自元部長ら有罪 母子死傷事故で横浜地裁判決
横浜市で02年、走行中の三菱自動車製大型車の左前輪が外れて歩道の母子を直撃し、3人が死傷した事故を巡り、業務上過失致死傷罪に問われた同社の品質管理部門の元部長ら2人に対し、横浜地裁は13日、禁固1年6カ月執行猶予3年の判決を言い渡した。木口信之裁判長は検察側の主張にほぼ沿って事実認定したうえで、「2人の任務違背は重大で誠に悪質だが、リコールを回避しようとする会社の姿勢の中から発生した犯行」と指摘した。無罪を主張した両被告は同日、控訴した。

コースターの車輪に挟まれ、社員重体 富士急ハイランド

コースターの車輪に挟まれ、社員重体 富士急ハイランド
13日午後5時過ぎ、山梨県富士吉田市新西原5丁目の富士急ハイランドのジェットコースター「ええじゃないか」のレール上で、車両の点検作業をしていた同社技術部整備センターの男性社員(56)が車輪とレールの間に体を挟まれた。男性は、胸を強く打ち重体。

京王線急行列車、通過駅のホームに接触

京王線急行列車、通過駅のホームに接触
京王電鉄は12日、京王線芦花公園駅(東京都世田谷区)のホームに、同駅を通過する急行列車が接触する事故が10日に起きたと発表した。乗客3000人以上にけがはなかった。線路とホームの間隔に異常はなかったが、同社は原因が判明するまで同駅を通過する列車の最高速度を95キロから45キロに落とすという。

歯科医が処方箋を偽造、リタリン不正入手

歯科医が処方箋を偽造、リタリン不正入手
東京都渋谷区の歯科医院長を務める男性歯科医師が、依存性の強い向精神薬「リタリン」256錠を調剤薬局から不正に入手していたことが都薬剤師会の調べでわかった。通常服用する量の1カ月半分。11月以降、偽造した処方箋(せん)を持って都内の薬局を回り、4カ所で入手していた。薬局側や保健所は、詐欺や有印私文書偽造・同行使にあたる疑いもあるとして警視庁に通報。この歯科医院は12日、年内いっぱいの休止届を渋谷区保健所に出した。

別の製剤からも肝炎ウイルス 旧ミドリ十字製

別の製剤からも肝炎ウイルス 旧ミドリ十字製
薬害C型肝炎訴訟の対象となっている血液製剤「フィブリノゲン」「クリスマシン」などのほかにも、B・C型ウイルスに汚染された製剤が少なくとも2種類あることが、長井辰男・北里大学名誉教授(法科学)の調べでわかった。いずれも1970~80年代に旧ミドリ十字(現田辺三菱製薬)がつくった製剤。厚生労働省は現在、ほかの血液製剤も感染源となっていないかを調べるよう製薬企業に指示しており、それに先んじて汚染が証明された形だ。

70年代から試験データ捏造か 高速道橋型枠の偽装

70年代から試験データ捏造か 高速道橋型枠の偽装
建設資材製造・卸売業「フジモリ産業」(東京)が高速道路橋の工事に使う円筒型枠の強度試験を行ったように偽って旧日本道路公団に納入していた問題で、同社は偽造した試験データを1970年代初めごろから提出していたことがわかった。書類のひな型を用意し、担当者が引き継いでいた。

女川原発の穴あき、原因は上流の機器のさび

女川原発の穴あき、原因は上流の機器のさび
東北電力女川原子力発電所(宮城県)2号機で、配管交換後の運転時間が1年足らずなのに同じ部分に再び穴が開いた問題について同社は12日、原因は配管上流にある機器のさびだったと発表した。さびのため、気体が流れる配管に水滴が流れ込み、内面を削ったとみられる。

2007年12月11日火曜日

シャトル打ち上げ、来年1月2日以降に延期 NASA

シャトル打ち上げ、来年1月2日以降に延期 NASA
米航空宇宙局(NASA)は9日、欧州の実験棟「コロンバス」を国際宇宙ステーションへ運ぶスペースシャトル・アトランティスの打ち上げを、来年1月2日以降に延期する、と発表した。外部燃料タンクの燃料残量センサーに起こった異常が解決しないため。

運転時の「ヒヤリ」度、ネットで判定 自動車技術会

運転時の「ヒヤリ」度、ネットで判定 自動車技術会
運転中のどんな場面で事故につながりかねないヒヤリ体験(ヒヤリハット)をしやすいかを、インターネット上で自己診断できる検査を、社団法人・自動車技術会がウェブサイトで始めた。
「ほかの車が割り込んできてぶつかりそうになった」「歩行者と接触しそうになった」など39の経験の有無を答えると、「わき見など集中力の低下」「信号無視など危険意識の低下」「道路状況への注意不足」など七つの原因ごとに、ヒヤリ体験の起こしやすさを5段階評価してくれる。

羽田-北京南苑の定期チャーター就航検討へ

羽田-北京南苑の定期チャーター就航検討へ
冬柴国土交通相は11日の閣議後の記者会見で、羽田空港と中国・北京南苑空港を結ぶ定期チャーター便を、来年夏の北京五輪前に就航させる方向で、日中の政府間で検討すると発表した。8~9日に訪中した際、中国の航空担当の閣僚に提案し、合意したという。

後部回転翼の部品が破断 静岡ヘリ事故で事故調

後部回転翼の部品が破断 静岡ヘリ事故で事故調
静岡市葵区で9日、オールニッポンヘリコプター(東京都江東区)のヘリコプターが墜落して機長が死亡、整備士が重傷を負った事故で、テールローター(後部回転翼)の羽根の角度を変える金属製の棒(コントロール・ロッド)が折れていたことが、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の調べで11日、わかった。調査委は飛行中に棒が折れたことで機体の向きを制御できなくなり、回転しながら墜落した可能性があるとみている。

海賊、身代金100万ドル要求 タンカー乗っ取り事件

海賊、身代金100万ドル要求 タンカー乗っ取り事件
アフリカ東部ソマリア沖で日本企業所有のケミカルタンカーが海賊に乗っ取られた事件で、国連人道問題調整事務所は10日、海賊側が身代金100万ドル(約1億1000万円)を要求していることを明らかにした。要求が受け入れられない場合、人質を殺すと海賊側は警告しているという。AFP通信が報じた。

遺族の訴え却下 オーストリア・ケーブルカー火災で

遺族の訴え却下 オーストリア・ケーブルカー火災で
オーストリア・アルプスで00年11月、日本人10人を含む155人が死亡したケーブルカー火災事故をめぐり、日本人遺族ら60人がオーストリアの交通機関の安全や刑事責任に関する法律が不備で欧州の人権基準を満たしていないと起こした訴訟で、欧州人権裁判所(仏ストラスブール)は10日までに訴えを却下した。

コロナストーブ、ふた半ロックで灯油漏れ 火災6件

コロナストーブ、ふた半ロックで灯油漏れ 火災6件]
大手ストーブメーカーコロナ(本社・新潟県)製石油ストーブのワンタッチ式でふたを開閉する灯油タンクで、閉めたはずのふたが開き、灯油がもれる恐れのあることが経済産業省所管の独立行政法人の調査でわかった。火災になる可能性があったとみられる事例を調査し、「半ロック」状態になるタンクがあることを確認した。コロナは火災につながる危険もあるとして、05年以降、ふたを改良するとともに使用者への注意喚起を始めた。

「大波受けて転覆」乗組員ら語る 宮城の漁船沈没

「大波受けて転覆」乗組員ら語る 宮城の漁船沈没
宮城・金華山沖の太平洋で第68丸中丸が転覆・沈没した事故で、同船は大波を受けた直後に短時間で沈んだとみられることが乗組員らの証言で分かった。宮城海上保安部などは10日も行方不明の葛西慶三船長(58)ら4人と船体の捜索を続けたが発見できなかった。

船場吉兆、希望退職募る 給与1カ月分を補償

船場吉兆、希望退職募る 給与1カ月分を補償
牛肉産地偽装や菓子、総菜の不正表示問題で営業自粛中の高級料亭「船場吉兆」(大阪市)は10日、約200人の全従業員を対象に希望退職を募ることを明らかにした。休業の長期化に伴う経営悪化によるもので、退職日は今月15日付。応じた人には給与1カ月分を補償するという。

豪華客船でボヤ、2時間遅れて出航 東京・晴海ふ頭

豪華客船でボヤ、2時間遅れて出航 東京・晴海ふ頭
10日午後4時40分ごろ、東京都中央区晴海5丁目の晴海ふ頭に停泊していた豪華客船「飛鳥2」(5万142トン、小田武船長)の煙突の先端から、煙とともに炎が出て、先端部分を包み込んだ。約40分後、乗組員が消し止めた。

薬害肝炎原告団、首相との面談要請 官房副長官が対応

薬害肝炎原告団、首相との面談要請 官房副長官が対応
薬害C型肝炎訴訟の原告団・弁護団の代表は10日、首相官邸で大野松茂官房副長官に会い、福田首相との面談を申し入れるとともに、被害者全員を救済する和解の実現を訴えた。 原告や支援者ら約300人は10日午後、官邸前に集まり、「被害者を切り捨てるな」「首相は決断を」などと訴えた。全国原告団の山口美智子代表は、「福田首相は13日までに政治決断してくれると信じてきたが、裏切られた」と話し、国の対応を批判した。

薬害肝炎、「限定救済」案なら拒否 原告・弁護団が方針

薬害肝炎、「限定救済」案なら拒否 原告・弁護団が方針
薬害C型肝炎訴訟の全国原告団・弁護団は9日、東京都内で会議を開き、被害者の救済範囲を限定する和解案が大阪高裁から提示された場合、即座に拒否する方針を決めた。和解案が提示される予定の13日までに「全員救済」への方針転換を国に迫ることを確認した。一方、福田首相は10日午前の参院決算委員会の答弁で「13日に和解案が提示された段階で、関係大臣と協議して早く措置したい」と述べた。

山陽新幹線で停電、東海道新幹線も遅れ

山陽新幹線で停電、東海道新幹線も遅れ
10日午前9時36分ごろ、JR山陽新幹線の相生(兵庫県相生市)―新倉敷駅(岡山県倉敷市)間で停電があり、上下線で約15分間運転を見合わせたため、正午過ぎにかけて、東海道、山陽新幹線の一部に約20分程度の遅れが出た。

船場吉兆、組織的偽装認める 物販部門「当面撤退」

船場吉兆、組織的偽装認める 物販部門「当面撤退」
高級料亭「船場吉兆」(大阪市中央区、湯木正徳社長)による牛肉商品や菓子、総菜の不正表示問題で、同社は10日、会社の責任を全面的に認める改善報告書を農林水産省近畿農政局に提出した。同省によると、問題の商品は41になる。発端となった福岡市の店舗での賞味・消費期限改ざんについては、正徳社長の次男の尚治取締役が「指示したと言わざるを得ない」と認めた。牛肉偽装は長男の喜久郎取締役の主導を認め、提出後の会見で、社内からの偽装の指摘を無視するなど不正が会社ぐるみだったことも明かした。

爆発で3人が顔などにやけど、ガスが引火か 熊本市

爆発で3人が顔などにやけど、ガスが引火か 熊本市
10日午前10時ごろ、熊本市蓮台寺5丁目の下水処理場「市中部浄化センター」の施設地下で配管の溶接中に爆発が起き、30~50代の男性職員3人が顔などにやけどをした。爆発による火災はなかった。

鳥取・田後港沖で漁船炎上、沈没 船長が行方不明

鳥取・田後港沖で漁船炎上、沈没 船長が行方不明
10日午前3時50分ごろ、鳥取県岩美町の田後港の北約7.4キロの海上で、田後漁協所属のイカ釣り漁船第三日の出丸(6.54トン、米山広文船長1人乗り組み)が、炎に包まれて燃えているのを舞鶴海上保安部の巡視船が発見。放水したが、約1時間後に沈没した。米山船長(64)の行方が分からず、巡視船など4隻とヘリコプターなど2機で捜索している。

宮城・金華山沖で漁船遭難、沈没 3人救助、4人不明

宮城・金華山沖で漁船遭難、沈没 3人救助、4人不明
9日午後8時半ごろ、宮城県石巻市の金華山沖東約60キロの太平洋上で、タラの底びき網漁に出ていた第68丸中丸(66トン、葛西慶三船長)が遭難、沈没した。船には7人が乗っており、3人は仲間の船に救助されたが、残る4人が行方不明で、宮城海上保安部などが救助にあたっている。当時、現場海域には8~10メートルの北西の風が吹き、波が4メートルと高くしけていたという。

大阪「エキスポランド」、無期限の休園に

大阪「エキスポランド」、無期限の休園に
今年5月のジェットコースター脱線死傷事故で入場者数が激減した大阪府吹田市の遊園地「エキスポランド」が9日で今年の営業を終え、無期限の休園に入った。

2007年12月9日日曜日

流出原油が海岸漂着 漁業被害防止に必死 韓国

流出原油が海岸漂着 漁業被害防止に必死 韓国
韓国中部・忠清南道沖の黄海で7日に起きたタンカーの衝突事故で流出した原油が、8日未明から海岸に漂着し始めた。周辺には魚介類の養殖場が多く、当局は必死の除去作業を続けているが、漁業被害は避けられない見通しだ。

ディズニーランドでシステム障害 アトラクション止まる

ディズニーランドでシステム障害 アトラクション止まる
「東京ディズニーランド」(千葉県浦安市)で9日午後6時すぎ、電気系統のシステム障害が起き、約40あるアトラクションが停止した。一部は閉園までに復旧したが、人気アトラクションの「ビッグサンダー・マウンテン」などは止まったままという。運営会社「オリエンタルランド」によると、アトラクションに取り残されたり、けがをした客はないという。また、送電が止まったのはアトラクションだけで、レストランや園内の照明などには影響が無く、大きな混乱もなかったという。

静岡でNHK契約ヘリ墜落 1人死亡1人重傷

静岡でNHK契約ヘリ墜落 1人死亡1人重傷
9日午前10時55分ごろ、静岡市葵区流通センター付近の調整池にオールニッポンヘリコプター(東京都江東区新木場)のヘリコプターが墜落。静岡市消防本部や静岡中央署によると、乗っていた機長の小宮義明(57)さんが死亡、整備士の亀山幸代さん(33)もけがをして病院に運ばれたが、重傷という。ヘリはユーロコプター社のEC―135型機で、NHK新潟放送局が契約をしているもの。NHKによると、東京から大阪に向かう途中、給油のために墜落現場近くの静岡ヘリポートに立ち寄ろうとしており、取材中ではなかったという。静岡ヘリポートによると、午前10時40分ごろ、機長から会社を経由して「(方向を変える)ラダーペダルの調子が悪い」と連絡があったという。当時の天候は快晴で南の風1.5メートルだった。近くにいた目撃者の男性によると「普段より低い高度で、爆音が大きく、ゆっくり飛行していた。急に方向転換したと思ったら、そのままきりもみ状態になって回転しながら墜落していった」という。現場は静岡ヘリポートから約500メートル離れ、工場や倉庫などが立ち並ぶ地域から100メートルほど離れた場所にある調整池。すぐ近くに民家はないが、西に約1キロのところに県立こども病院などがある。

東海道線品川駅で信号故障、上下線で一時運転見合わせ

東海道線品川駅で信号故障、上下線で一時運転見合わせ
9日午後12時4分ごろ、東京都港区のJR東海道線品川駅で信号故障があり、東京―品川駅間の上下線で一時運転を見合わせていたが、同1時15分に運転を再開した。

学校給食に偽装ベーコン、仙台の精肉処理会社を捜索へ

学校給食に偽装ベーコン、仙台の精肉処理会社を捜索へ
日本農林規格(JAS)の規格外のベーコンにJASマークを張って学校給食用に納入したとして、宮城県警は10日にも、仙台市の精肉処理会社「精肉石川屋」の本社など数カ所をJAS法違反容疑で家宅捜索する方針を固めた。

小型ロケット、テントに落下 打ち上げ実験失敗 北海道

小型ロケット、テントに落下 打ち上げ実験失敗 北海道
8日午前7時ごろ、北海道大樹町美成の牧草地で、特定非営利活動法人(NPO法人)北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC)が実施した小型ロケットの打ち上げ実験が失敗、ロケットは約1000メートルの高さから落下し、発射台から約20メートル離れた場所に設置された実験関係者のテントを突き破った。

2007年12月8日土曜日

香港にも飛び火? 消費期限の偽装表示

香港にも飛び火? 消費期限の偽装表示
「日本の高級パン専門店」をうたい文句にする香港のパン製造販売チェーン「東海堂」が、消費期限の表示を偽装していたことが分かった。元従業員の内部告発がきっかけになる構図が似るなど、日本で相次ぐ偽装問題が香港に飛び火した格好だ。

船場吉兆 つくり置き全商品、賞味期限不正 明太子も

船場吉兆 つくり置き全商品、賞味期限不正 明太子も
高級料亭「船場吉兆」(大阪市)の牛肉産地偽装事件で、同社の外販商品の主力である明太子(めんたいこ)や瓶詰など、冷凍保存や作り置きができる全商品の賞味期限が不正表示されていたことがわかった。本来、製造日・解凍日を起点とすべき賞味期限を、出荷日や販売日を起点として表示しており、日本農林規格(JAS)法などに違反している疑いがある。

船場吉兆 産地偽装・不正表示40品に「高砂あなご」も

船場吉兆 産地偽装・不正表示40品に「高砂あなご」も
高級料亭「船場吉兆」(大阪市)の牛肉産地偽装事件で、これまで農林水産省に偽装などを指摘された贈答用の牛肉や鶏肉の商品以外にも、同社が扱う十数点の外販商品に不適切な産地の記載や、原材料の不正表示があることがわかった。同社は、日本農林規格(JAS)法に基づく改善報告書にこれらの不正表示などを記載し、10日に農林水産省に提出する。これまでの発覚分と合わせて、同社の産地偽装や不正表示は約40商品にのぼる。

看護師が暴行、患者死なす 容疑で逮捕 群馬・太田

看護師が暴行、患者死なす 容疑で逮捕 群馬・太田
入院中の男性患者に暴行を加えて死亡させたとして、群馬県警太田署は7日、同県太田市新道町の看護師、大渕充容疑者(28)を傷害致死の疑いで逮捕した。「言うことを聞かなかったから」と話し、容疑を大筋認めているという。

東京電力、活断層過小評価 中越沖地震主因の可能性

東京電力、活断層過小評価 中越沖地震主因の可能性
東京電力は5日、新潟県の柏崎刈羽原発建設のために70~80年代に調査した沖合の海底断層について、活断層ではないとしていた当時の評価から一転、活断層だったことを認め、その長さも実際には約3倍であることを明らかにした。この日開かれた経済産業省の総合資源エネルギー調査会作業部会で報告した。この活断層は新潟県中越沖地震を引き起こした可能性が指摘されている。東電は、評価し直した結果でも「耐震設計の想定内」としているが、中越沖地震では想定を超える揺れが原発を襲った。設計当時の東電の評価や国の審査が適切だったか、議論を呼びそうだ。

大使館員パソコンから業務情報流出、ウィニー通じ

大使館員パソコンから業務情報流出、ウィニー通じ
外務省は7日、カリブ海の島国トリニダード・トバゴの日本大使館に勤務する3等書記官(32)の私用パソコンから、同省内の人事異動文書など計28件の文書がインターネット上に流出していたと発表した。同省で調査しているが、ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を通じて流出したとみられる。流出文書には「極秘」「取扱注意」などの機密指定を受けたものは確認されなかったという。

「フィブリンのり」、感染患者が初提訴 薬害肝炎訴訟

「フィブリンのり」、感染患者が初提訴 薬害肝炎訴訟
患者らが国と製薬会社を訴えている薬害C型肝炎訴訟で、手術で使われた「フィブリンのり」で肝炎に感染したとして、東京都と静岡県の男性2人が東京地裁に提訴していたことが分かった。フィブリンのりは、血液製剤フィブリノゲンに別の薬品を混ぜてつくり、血管や骨の接着剤として使われてきた。「のり」による感染を訴えて訴訟に加わった患者は初めて。

韓国沖でタンカーが衝突 原油流出

韓国沖でタンカーが衝突 原油流出2007年12月07日19時15分
韓国中部・忠清南道沖の黄海で7日朝、香港船籍のタンカー(約14万7000トン)に、クレーン船(1万1800トン)が衝突し、タンカーから原油1万500トンが海に流出した。流出量は韓国では史上最大という。現場から海岸までは約8キロで、沿岸には500カ所を超える魚の養殖場があり、被害が心配されている。

大阪・エキスポ、10日から当面休園 社長ら処分

大阪・エキスポ、10日から当面休園 社長ら処分
大阪府吹田市の遊園地「エキスポランド」で5月、ジェットコースターが脱線し、1人が死亡、19人が負傷した事故で、同園を経営するエキスポランド社は7日、記者会見を開き、10日から当面の間、休園すると発表した。入場者数の減少と、園のリニューアルを理由にあげ、再開時期は少なくとも来年3月以降になるという。また事故の責任を取るとして山田三郎社長が代表権のない会長に退き、清水忠一取締役総務部総括部長が新社長に就くなどの人事も発表した。

グループ各社や別企業に援助要請 船場吉兆

グループ各社や別企業に援助要請 船場吉兆
高級料亭「船場吉兆」(大阪市)による牛肉産地偽装事件で、同社がグループ内の吉兆各社や別の企業に対し、資金面を含めた援助を要請していることが7日、わかった。この日、大阪市内で記者会見した同社心斎橋店(同)のパート従業員らが「労使間の団体交渉の場で伝えられた」として明らかにした。同社は従業員側に「現時点ではうまく進んでいない」とも述べたという。

離陸後に機内で異臭、引き返す 米子発東京行き全日空便

離陸後に機内で異臭、引き返す 米子発東京行き全日空便
7日午前9時28分ごろ、鳥取県の米子空港を離陸した羽田行きの全日空814便(エアバスA320―200型機、乗員乗客151人)の客室内に、霧状のものと異臭が発生した。同機は米子に引き返し、9分後に緊急着陸した。けが人や気分が悪くなった人はなかった。
全日空は、空調システムにオイルなどが混入したとみて調べている。

2007年12月7日金曜日

シャトル・アトランティス打ち上げを延期 NASA

シャトル・アトランティス打ち上げを延期 NASA
米航空宇宙局(NASA)は米東部時間6日午前(日本時間7日未明)、同日打ち上げ予定だったスペースシャトル・アトランティスの打ち上げを延期する、と発表した。新たな打ち上げ日は未定だ。

炭鉱爆発で70人死亡 中国・山西省

炭鉱爆発で70人死亡 中国・山西省
新華社電によると、中国山西省の臨汾市洪洞県の炭鉱で6日早朝、ガス爆発が発生し、70人が死亡、少なくとも26人が坑内に取り残され、行方不明となっている。

船場吉兆 牛肉偽装、役員が指示 菓子全面廃止 報告書

船場吉兆 牛肉偽装、役員が指示 菓子全面廃止 報告書
高級料亭「船場吉兆」(大阪市)による牛肉産地偽装事件で、湯木正徳社長の長男の喜久郎取締役が、「但馬牛」や「三田牛」と銘打った贈答用商品に九州産の牛肉を使うよう指示していたことがわかった。同社は日本農林規格(JAS)法に基づく改善報告書を10日にも農林水産省に提出する方針を決定。この報告書で産地偽装や消費・賞味期限の改ざんが会社ぐるみで実行されたことや、不正表示された「外販商品」の取り扱いを中止することなどを盛り込む。

薬害肝炎患者の救済範囲を限定 大阪高裁和解案

薬害肝炎患者の救済範囲を限定 大阪高裁和解案
肝炎ウイルスに汚染された血液製剤を投与された患者が訴えている薬害C型肝炎集団訴訟の大阪訴訟控訴審で、大阪高裁が作成している和解案の骨子が、国の意向を大きく反映した内容であることがわかった。国の法的責任が及ぶ期間を最も短く認定した東京地裁判決を踏まえ、国が責任を限定的に認めて謝罪する一方、全国各地の原告全員に行き渡る「解決金」を支払う内容とみられる。しかし、今後提訴する患者の救済範囲は限定しているとされ、原告側の反発は必至だ。

患者150人の情報入ったPC盗難 慶応大病院

患者150人の情報入ったPC盗難 慶応大病院
慶応大医学部(東京都新宿区)は6日、同大病院の患者約150人の氏名や生年月日、病名、治療経過など個人情報が入ったパソコン2台が盗まれたことを明らかにした。

ネットバンキング犯罪、発生ペースが倍に 金融庁集計

ネットバンキング犯罪、発生ペースが倍に 金融庁集計
パソコンや携帯電話などからインターネット経由で銀行取引をする「インターネットバンキング」を悪用した犯罪が増えている。金融庁の6日発表した集計では、件数、被害総額とも07年度上半期だけで06年度1年分を上回った。不正な預金の引き出しなどが目立つという。同庁は「しっかりパソコンのウイルス対策やパスワード管理を」と呼びかけている。

JR福島の駅ビル、全館停電で閉館 変電施設ショート

JR福島の駅ビル、全館停電で閉館 変電施設ショート
6日午前10時20分ごろ、福島市栄町1丁目、JR福島駅の駅ビル「エスパル福島」(5階建て)の従業員から「2階の天井から煙が出ている」と119番通報があった。地下にある変電施設でショートしたのが原因とみられ、全館が停電したため、直後に閉館した。けが人はなかった。

リウマチ治療薬で79人死亡 05年3月以降

リウマチ治療薬で79人死亡 05年3月以降
関節リウマチの治療薬「エンブレル」(一般名エタネルセプト)の投与後に死亡し、薬との因果関係が否定できないと製造元に判断された患者が05年3月末の国内販売開始から今年11月末までの2年8カ月で79人にのぼることがわかった。製造元のワイス(東京都品川区)が明らかにした。厚生労働省は「これまでも添付文書で副作用の注意喚起をしており、引き続き慎重な投与を呼びかけていく」と話している。

タンク爆発、1人死亡 三菱ガス化学新潟工場

タンク爆発、1人死亡 三菱ガス化学新潟工場
6日午前10時半ごろ、新潟市北区の「三菱ガス化学新潟工場」で、廃液タンクが爆発する事故があった。タンクの上部で配管溶接作業をしていた下請け会社「新潟ボンド工業」の作業員皆川要作さん(64)=同市西区立仏=が、爆風で吹き飛ばされるなどし、肺挫傷で死亡した。新潟北署はタンクに残っていた天然ガスに引火した可能性があるとみて、原因を調べている。

車の車軸工場爆発、社員1人軽傷 国内シェア7割 宮城

車の車軸工場爆発、社員1人軽傷 国内シェア7割 宮城
6日午前7時25分ごろ、宮城県村田町沼辺の自動車部品製造会社「TDF」工場内で爆発があった。鉄骨プレハブ平屋建て工場約480平方メートルの屋根や壁が吹き飛び、工場内にいた男性従業員(31)が壁で頭を打って軽傷を負った。

入れ歯誤飲見逃し死なせる 容疑の医師を書類送検 京都

入れ歯誤飲見逃し死なせる 容疑の医師を書類送検 京都
入れ歯をのどに詰まらせた患者に適切な処置をせずに死亡させたとして、京都府警は6日、京都市下京区の武田病院の男性非常勤医師(44)=同府長岡京市=を業務上過失致死の疑いで京都地検に書類送検した。

操船ミスで乗客にけが 容疑で高速船の船長を書類送検

操船ミスで乗客にけが 容疑で高速船の船長を書類送検
神奈川県三浦市の沖合約15キロの東京湾入り口付近で5月、約200人の客を乗せて伊豆大島から東京に向かっていた高速船「セブンアイランド愛」のガラスが割れ、乗客30人がけがをした海難事故で、横須賀海上保安部は6日、同船の船長(45)を業務上過失傷害容疑などで横浜地検横須賀支部に書類送検した。

2007年12月6日木曜日

東京電力、活断層過小評価 中越沖地震主因の可能性

東京電力、活断層過小評価 中越沖地震主因の可能性
東京電力は5日、新潟県の柏崎刈羽原発建設のために70~80年代に調査した沖合の海底断層について、活断層ではないとしていた当時の評価から一転、活断層だったことを認め、その長さも実際には約3倍であることを明らかにした。この日開かれた経済産業省の総合資源エネルギー調査会作業部会で報告した。この活断層は新潟県中越沖地震を引き起こした可能性が指摘されている。東電は、評価し直した結果でも「耐震設計の想定内」としているが、中越沖地震では想定を超える揺れが原発を襲った。設計当時の東電の評価や国の審査が適切だったか、議論を呼びそうだ。

超高速インターネット衛星「きずな」、2月打ち上げへ

超高速インターネット衛星「きずな」、2月打ち上げへ
宇宙航空研究開発機構と三菱重工業は5日、H2A14号機で超高速インターネット衛星「WINDS(ウィンズ)」(愛称・きずな)を来年2月15日に打ち上げる予定を宇宙開発委員会に報告した。時間帯は午後4時27分~39分、予備期間は2月16日、18~28日。種子島宇宙センターから打ち上げられる。きずなは、毎秒1.2ギガビットの通信速度を実現する通信衛星。

秋田新幹線、一時運転見合わせ 木の枝、雪で架線に接触

秋田新幹線、一時運転見合わせ 木の枝、雪で架線に接触
6日午前6時ごろ、秋田県大仙市の秋田新幹線大曲―神宮寺駅間で停電事故があり、同線は上下線で運転を見合わせていたが、同8時10分、全線で運転を再開した。線路沿いの木の枝が、雪の重みで架線に触れ、電気が止まったという。

放射性廃棄物処分場問題 青森・東通村が村民勉強会計画

放射性廃棄物処分場問題 青森・東通村が村民勉強会計画
原子力発電所の使用済み燃料を再処理した時に出る高レベル放射性廃棄物の最終処分場の用地選定問題で、青森県の下北半島にある東通(ひがしどおり)村の越善(えちぜん)靖夫村長は5日、「原発を持つ村の村民は理解を深める必要がある」と述べ、最終処分を含む核燃事業について、村民対象の勉強会を開く計画を明らかにした。

栗本鉄工所社長が引責辞任 高速道型枠の検査改ざんで

栗本鉄工所社長が引責辞任 高速道型枠の検査改ざんで
栗本鉄工所は5日、高速道路橋工事用の型枠の強度試験データを改ざんしていた問題などの責任を取って、横内誠三社長(62)が顧問に退き、福井秀明常務(59)が社長に就く人事を発表した。来年1月1日付。横内氏は記者会見で、「私がトップに居続けていては会社の信頼回復が困難」と説明したが、改ざん問題への経営陣の関与については改めて否定した。

船場吉兆、心斎橋店のパートに解雇打診 反発で撤回

船場吉兆、心斎橋店のパートに解雇打診 反発で撤回
牛肉産地の偽装事件で営業を自粛している高級料亭「船場吉兆」(大阪市)が、大阪・ミナミの商業施設「心斎橋OPA」に入る心斎橋店のパート従業員約20人を全員解雇する意向を示していたことがわかった。労組の抗議で撤回したものの、心斎橋店の存廃について明らかにしておらず、6日に3回目の団体交渉が開かれる。

福岡のジャムメーカー、「有機栽培」と虚偽表示

福岡のジャムメーカー、「有機栽培」と虚偽表示
農林水産省は5日、福岡県立花町の食品加工業・野中商店が製造するジャム3商品で、有機栽培ではない原材料を使用しながら「有機栽培」と表示・販売していたとして、日本農林規格(JAS)法に基づき、有機表示の抹消を命じた。

阪和道の玉突き事故、バス運行の旅行会社を家宅捜索

阪和道の玉突き事故、バス運行の旅行会社を家宅捜索
大阪府泉南市の阪和自動車道高倉山トンネルで起きたワゴン車と観光バス3台がからむ玉突き事故で、大阪府警は5日、事故車両のバスを運行した岡山市の旅行会社「シモデンツアーサービス」を自動車運転過失傷害容疑で家宅捜索した。配車表や点呼記録簿など32点を押収し、同容疑で逮捕された運転手3人の勤務状況や同社の運行管理態勢などについて調べを進める。

オリジン弁当、20店舗で期限切れ食材使用

オリジン弁当、20店舗で期限切れ食材使用
オリジン弁当のチェーン店を展開するオリジン東秀(東京都)は5日、東京、千葉、神奈川の3都県の計20店舗で、消費期限を過ぎたトンカツや肉じゃがコロッケ、牛肉コロッケ、ポテトサラダの4商品を調理して販売していたと発表した。同社は「社内規定に違反するが、健康に影響はない」としている。都福祉保健局などが食品衛生法に抵触するかどうか調査を進めている。

日銀、金融ネットに一時障害 87店舗と接続できず

日銀、金融ネットに一時障害 87店舗と接続できず
日本銀行と取引先の金融機関との間をつなぐ日本銀行金融ネットワークシステム(日銀ネット)に5日、障害が発生し、銀行や証券など金融機関の計87店舗との接続が途切れ、当座預金の決済などの処理が一時できなくなった。午前9時の取引開始時から不通状態となり、約70分後に復旧。金融市場への影響は限定的だった。

日の出証券、顧客データ2632人分を紛失

日の出証券、顧客データ2632人分を紛失
日の出証券(大阪市)は5日、2632人分の顧客の取引情報が入ったCD―ROM104枚を紛失したと発表した。今のところ、情報の不正利用は確認していないという。

日本郵政、11月分給与もミス システム誤作動

日本郵政、11月分給与もミス システム誤作動
民営化後の「初給料」となる10月分の給与で大量の誤支給があった日本郵政グループで、11月分給与でも、社員計1万3000人分の所得税を余分に天引きするなどのミスが発覚した。民営化で切り替えた給与計算のシステムが「誤作動」したという。誤った支給分は給料日から1週間ほど遅れてほぼ精算されたが、担当者は相次ぐ失態に「ミスがないよう臨んだつもりだが、民営・分社化を乗り切るハードルは高かった」と話している。

コジマ、廃家電7万台を不適正処理 環境・経産省が勧告

コジマ、廃家電7万台を不適正処理 環境・経産省が勧告
家電量販店大手「コジマ」(本社・宇都宮市)の全国の店舗で、消費者から引き取った廃家電7万6745台がメーカーに引き渡されず「行方不明」になっていることがわかり、環境、経済産業両省は5日午前、同社に対し、家電リサイクル法に基づき適正に処理するよう勧告した。廃家電の不適正処理としては過去最大規模という。客から受け取りながらメーカーに渡されなかったリサイクル料金は計約2億7000万円とみられ、同社は客に返金を進める。

2007年12月5日水曜日

御福餅本家、営業を再開 再発防止へ体制整う

御福餅本家、営業を再開 再発防止へ体制整う
消費期限の偽装などにより営業を自粛していた三重県伊勢市の和菓子メーカー御福餅本家は5日、再発防止のための社内体制が整ったとして、午前10時に営業を再開した。当面は伊勢市内の店舗だけで販売する。また同日、日本農林規格(JAS)法に基づく改善報告書を東海農政局三重農政事務所に提出した。

浴槽に生後4カ月の乳児、病院で死亡 福井・敦賀

浴槽に生後4カ月の乳児、病院で死亡 福井・敦賀
福井県敦賀市の会社員男性(33)宅で4日午後10時10分ごろ、浴槽内に生後4カ月の長男が浮いているのを男性が発見し、119番通報した。市内の病院に搬送されたが、約7時間後に死亡した。駆けつけた敦賀署員が、男性宅の車庫の乗用車内で、男性の妻(27)が手首や腹を切り、軽いけがをしているのを発見。妻は「長男を浴槽に沈めた」などと話しているといい、同署が事情を聴いている。

英会話GABA、個人情報入りパソコン紛失

英会話GABA、個人情報入りパソコン紛失
東証マザーズ上場の大手英会話学校「GABA」(東京都)は4日、生徒の氏名や住所、勤務先など最大約3万3000件の個人情報がはいったノートパソコンを紛失したと発表した。クレジットや銀行口座の情報はパソコンに入っていなかったという。

薬害肝炎訴訟で全原告に一括解決金 国意向 原告拒否か

薬害肝炎訴訟で全原告に一括解決金 国意向 原告拒否か
血液製剤の投与後にC型肝炎になった患者が訴えている薬害肝炎集団訴訟の控訴審で、被告の国側が大阪高裁に対し、全国各地で係争中の原告全員に総額約30億円の「解決金」を一括して支払う意向を示していることがわかった。他方、提訴していない患者らについては、国の法的責任の期間を最も短く認定した東京地裁判決をもとに「線引き」をしたい考えとされる。被害者の全員救済を求める原告側は強く拒否する姿勢とみられ、高裁が和解案を提示するとした期限の7日に向けた作業は困難が予想される。

2007年12月4日火曜日

名鉄柴田駅で車いすの人転落、電車にひかれ死亡 名古屋

名鉄柴田駅で車いすの人転落、電車にひかれ死亡 名古屋
4日午後4時30分ごろ、名古屋市南区柴田町5丁目の名鉄常滑線柴田駅で、下りホームにいた電動車いすに乗った人が線路上に転落、進入してきた名鉄名古屋発内海行き特急電車(4両編成)にはねられ、死亡した。

C型肝炎患者の死亡確認51人に 田辺三菱製薬調査

C型肝炎患者の死亡確認51人に 田辺三菱製薬調査
血液製剤でC型肝炎に感染した疑いがある患者418人のリストが放置された問題で、身元が特定された患者は11月末時点で265人となり、その2割弱にあたる51人の死亡が確認されたことが4日、製造販売元である田辺三菱製薬(大阪市)の調査でわかった。

救急車841台、日産修理へ 発進できない恐れ

救急車841台、日産修理へ 発進できない恐れ
救急車の変速機に不具合が生じて発進できなくなる恐れがあるとして、日産は3日付で、同社製救急車841台(00年5月~07年11月製造)の回収、無償交換(リコール)を国土交通省に届け出た。

日本航空系5便、ストで欠航 神戸―那覇線など

日本航空系5便、ストで欠航 神戸―那覇線など
日本航空系子会社の機長らでつくる日本トランスオーシャン航空乗員組合(組合員数148人)が、勤務環境などの不満を訴え一部でストライキを実施した影響で、日本トランスオーシャン航空は4日、神戸―那覇線など計5便の欠航を決めた。393人に影響する。

電子マネー詐取 容疑の5人逮捕 ネット購入めぐり

電子マネー詐取 容疑の5人逮捕 ネット購入めぐり
業界大手の電子マネー発行会社から振込金額以上のポイントをだまし取ったとして、警視庁は、北海道北広島市西の里東1丁目、IT会社員馬渕裕之容疑者(28)ら5人を電子計算機使用詐欺容疑で逮捕したと、3日発表した。同庁によると、電子マネーを発行会社から詐取した事件での逮捕は全国初という。

肝炎リスト放置 現職3幹部、厳重注意 歴代幹部は不問

肝炎リスト放置 現職3幹部、厳重注意 歴代幹部は不問
血液製剤でC型肝炎に感染した疑いがある患者418人のリストが5年間放置された問題で、厚生労働省は3日、当初は「ない」とした実名入り資料が見つかったことについて、現職幹部3人を文書による厳重注意処分にした。減給などの懲戒処分でなく、注意処分でも2番目に軽い。リストを放置した歴代幹部の責任も不問にしており、「身内に甘い」との批判が出そうだ。

救急車8百台超リコール ギア入らず走行不能に 日産

救急車8百台超リコール ギア入らず走行不能に 日産
日産自動車は3日、「パラメディック」と、いすゞにOEM(相手先ブランドによる生産)供給している「スーパーメディックII」の救急車2車種に、変速機の不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

「救済、フィブリノゲン以外も」 薬害肝炎訴訟で厚労相

「救済、フィブリノゲン以外も」 薬害肝炎訴訟で厚労相
舛添厚生労働相は3日、薬害C型肝炎訴訟の和解協議をめぐり、感染源となった血液製剤について「フィブリノゲンに限定せず原告を救済したい」との意向を示した。大阪高裁での和解協議で国側は、製剤の投与時期と種類を限定して責任を認めると主張しているとされるが、舛添氏は幅広い救済に意欲を示した。

ローソン、消費期限切れのおでん販売 大阪

ローソン、消費期限切れのおでん販売 大阪
ローソンは3日、大阪市の「住吉殿辻一丁目店」で11月27日と28日、消費期限が1~2日切れたおでんを販売していたと発表した。店舗のオーナーが指示しており、過去にも同様のことがあったと認めているという。

 ローソンによると、元従業員を名乗る女性が大阪市保健所に通告。保健所の立ち入り検査で発覚したという。期限切れのウインナー巻きを6個、つくね串を2個、売っていた。ローソンは同店を今月12日まで営業停止にした。

病院給食で食中毒 患者ら60人が下痢や吐き気 神戸

病院給食で食中毒 患者ら60人が下痢や吐き気 神戸
神戸市保健所は2日、同市西区神出町の雄岡(おっこう)病院(精神・神経科、176床)で入院患者53人と職員7人が下痢や吐き気を訴えたと発表した。市保健所は病院内で調理、提供された給食が原因の食中毒と断定し、同日から3日間、給食業務の停止を命じた。症状はいずれも軽く、市保健所が原因を調べている。

2007年12月2日日曜日

米シャトル、7日朝に打ち上げへ 欧州の実験棟を搭載

米シャトル、7日朝に打ち上げへ 欧州の実験棟を搭載
米航空宇宙局(NASA)は11月30日、スペースシャトル・アトランティスを米東部時間6日午後4時31分(日本時間7日午前6時31分)にフロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げる、と発表した。

米シカゴで列車が貨車に衝突 70人けが 5人重体

米シカゴで列車が貨車に衝突 70人けが 5人重体
米イリノイ州シカゴで30日午前、乗客約180人が乗った全米鉄道旅客公社(アムトラック)の列車が貨車に衝突し、先頭の1両目が貨車に乗り上げた。地元からの報道によると約70人が病院に運ばれ、うち5人が重体という。事故の原因はわかっていない。

荷崩れでパワーショベル落下、ワゴン車に衝突 岐阜

荷崩れでパワーショベル落下、ワゴン車に衝突 岐阜
1日午後6時40分ごろ、岐阜県下呂市門原の国道41号で、石川県加賀市山代温泉、運転手下田一則さん(45)のトラックの荷台からパワーショベルが対向車線に転がり落ち、富山市の衣料品店経営の男性(71)のワゴン車とぶつかった。助手席の妻(71)が胸を打ち、軽いけがをした。

耐震偽装マンションのGS藤沢、建て替えへ 来秋着工

耐震偽装マンションのGS藤沢、建て替えへ 来秋着工
元1級建築士の姉歯秀次被告による耐震偽装問題で最も耐震強度が低かったマンション「グランドステージ(GS)藤沢」(神奈川県藤沢市)の住民代表は1日、建て替え業者が決まったと発表した。来年9月の着工を目指すという。

長野新幹線が男性はねる 1400人に影響

長野新幹線が男性はねる 1400人に影響
1日午後1時55分ごろ、群馬県高崎市のJR高崎駅で、長野発東京行きの長野新幹線「あさま526号」に男性がひかれ死亡した。乗客250人にけがはなかった。
 高崎署の調べでは、亡くなったのは宇都宮市内の無職男性(23)。新幹線がホームに入ってくる際に飛び込んだ可能性があるが、遺書などは見付かっていないという。
 この事故で上越、長野新幹線の上下4本が最大18分遅れ、約1400人に影響が出た。

パロマ前社長ら在宅起訴へ 湯沸かし器事故で東京地検

パロマ前社長ら在宅起訴へ 湯沸かし器事故で東京地検
パロマ工業(名古屋市)製のガス瞬間湯沸かし器を使っていた大学生ら2人が一酸化炭素中毒で死傷した事故で、東京地検は近く、同社の小林敏宏・前社長(70)と鎌塚渉・前品質管理部長(57)を業務上過失致死傷罪で在宅起訴する方針を固めた。湯沸かし器の安全装置に改造が横行し、事故が多発していたにもかかわらず、長期間にわたり製品回収などの対策を怠り、事故を招いたと判断したとみられる。製品事故への対策を怠った「不作為」について企業トップが刑事責任を問われるのは異例。

愛知・常滑沖で貝取り漁船が転覆 油が流出

愛知・常滑沖で貝取り漁船が転覆 油が流出
1日午前6時20分ごろ、愛知県常滑市沖約3キロの海上で操業していた三重県四日市市東富田町の伊藤恒一さん(74)所有の貝取り漁船「金イ丸」が転覆。伊藤さんは海に投げ出されたが、約1時間後に近くで操業中の漁船に救助された。

薬害肝炎リスト放置、厚労省責任「問えぬ」 最終報告

薬害肝炎リスト放置、厚労省責任「問えぬ」 最終報告
血液製剤フィブリノゲンでC型肝炎に感染した可能性がある患者418人のリストが放置された問題で、厚生労働省の調査プロジェクトチーム(PT)は30日、患者に告知しなかった5年前の同省や職員の対応について「責任は問えない」とする最終報告をまとめた。専門家会議が当時、広く肝炎患者に検査を呼びかける提言をしたことなどを根拠としたが、薬害C型肝炎訴訟の原告団からは批判の声が上がった。

2007年12月1日土曜日

トルコ機墜落、57人死亡 操縦ミスが原因か

トルコ機墜落、57人死亡 操縦ミスが原因か
トルコ南部ウスパルタ近郊で30日未明、トルコの民間航空会社アトラスジェットが運航する旅客機が山林に墜落し、乗客50人、乗員7人の計57人が死亡した。同社は、天候や機体整備に問題はなく、パイロットの操縦ミスが原因と発表。トルコの運輸当局も人為的ミスの可能性が高いとしている。在アンカラ日本大使館はトルコの航空当局を通じ、日本人乗客はいないと確認した。

「らでぃっしゅぼーや」顧客600人の情報流出の可能性

「らでぃっしゅぼーや」顧客600人の情報流出の可能性
野菜などの宅配サービス会社らでぃっしゅぼーや(東京)は顧客約600人の個人情報が流出した可能性があると30日、発表した。現時点で不正流用は確認されていない。7月から新ブランドでネット販売を始めたが「顧客情報がネット上でみえる」と匿名のメールがあり発覚した。600人には同日おわびのメールなどを送った。問い合わせは平日に03・5442・7101まで。

薬害C型肝炎訴訟、新たに30人提訴

薬害C型肝炎訴訟、新たに30人提訴
患者らが集団で国と製薬会社を訴えた「薬害C型肝炎訴訟」で、新たに30人が30日、東京など四つの地裁に提訴した。請求額は計約18億円。原告総数は201人となった。

レントゲン写真取り違え、胆のうを誤切除 天理市立病院

レントゲン写真取り違え、胆のうを誤切除 天理市立病院
奈良県天理市の市立病院で、10月にあった同市内の直腸がんの男性患者(65)に対する手術で、正常な胆のうを切除するミスがあったことがわかった。同病院が30日発表した。胆のう腫瘍(しゅよう)の疑いがある別の男性患者のレントゲン写真をこの患者の写真と取り違えたといい、手術前の確認も怠っていたという。退院した患者に今のところ体調不良はみられないという。同病院は患者に慰謝料を支払う予定。

鋼鉄製の水門扉倒れ1人死亡 青森・大間原発工事現場

鋼鉄製の水門扉倒れ1人死亡 青森・大間原発工事現場
30日午前10時55分ごろ、青森県大間町のJパワー(電源開発)大間原発の建設予定地内で、冷却水の放流路に設置するため仮置きされていた鋼鉄製の水門扉(縦1.8メートル、横4.5メートル、厚さ約30センチ、重さ2トン)8枚が倒れた。作業員の男性1人がこれに挟まれ、病院に運ばれたが、死亡が確認された。県警大間署が原因を調べている。

上越新幹線脱線は「ロッキング型」 JR、対策進める

上越新幹線脱線は「ロッキング型」 JR、対策進める
04年10月の新潟県中越地震の際に上越新幹線「とき325号」が脱線した事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は30日、最終の調査報告書を公表。今回の脱線を、地震の横揺れで車両が揺りかごのように揺れて脱線する「ロッキング型」とした。JR各社は独自の分析などに基づいて、被害を最小限にする対策を進めている。

「機長の操縦が不適切」 兵庫・篠山ヘリ墜落で報告書

「機長の操縦が不適切」 兵庫・篠山ヘリ墜落で報告書
兵庫県篠山市の民間離着陸場で5月、ヘリコプターが墜落して操縦していた男性が軽傷を負った事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は30日、「機長の操縦が不適切だった」とする報告書を公表した。

「視界悪いのに離陸」事故調が報告書 北ア・ヘリ事故

「視界悪いのに離陸」事故調が報告書 北ア・ヘリ事故
富山、長野県境にある北アルプス・水晶岳(標高2986メートル)付近で今年4月、ヘリコプターが墜落し、2人が死亡、8人が重傷を負った事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は30日、「霧と雪で視界が悪い状況で離陸したのが原因」とする調査結果を明らかにした。そのうえで調査委は、視界不良の場合の計器飛行の能力不足を指摘した。

電通、株主情報5万人超紛失 CD-ROM3枚不明

電通、株主情報5万人超紛失 CD-ROM3枚不明
電通は29日、株主情報を記録したCD―ROMを紛失した可能性があると発表した。05年3月期、05年9月期、06年3月期の3枚分で、株主約5万4000人分の氏名、住所、持ち株数などの情報が含まれる。誤って破砕処分したとみられ流出の可能性は低いとしている。

原子炉内のポンプ部品外れる 柏崎刈羽原発5号機

原子炉内のポンプ部品外れる 柏崎刈羽原発5号機
新潟県中越沖地震で被災した柏崎刈羽原発で、5号機の原子炉内にあるポンプを固定するくさびが外れ、部品がずれていたことが29日、わかった。東京電力では地震の揺れが原因とみている。5号機の原子炉では、これまでに燃料集合体がずれて抜けなくなるなどの被害が見つかっている。

マクドナルド、表示改ざん6年前から 期限切れアイスも

マクドナルド、表示改ざん6年前から 期限切れアイスも
マクドナルドの東京都内4店舗が調理日時の表示の改ざんなどをしていた問題で、日本マクドナルドは29日、新たにソフトクリーム類の原材料とハンバーガー用のスライストマトも賞味期限切れの品を使っていたと発表した。期限切れ食材の使用はシェーク飲料を含めて3種類となり、いずれも食品衛生法違反の疑いがある。表示の張り替えはサラダが6年前から、ヨーグルトは昨年から、ほぼ毎日続けていたことも明らかにした。

マツダ、4万6千台リコール エンジンの配線に不具合

マツダ、4万6千台リコール エンジンの配線に不具合
マツダは29日、乗用車「アクセラ」約4万6000台(03年9月~06年12月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届けた。エンジンの電気配線を保護するチューブが摩耗してショートし、エンジンが始動できなくなる恐れがあるという。

柏崎刈羽原発 3、7号機タービンも損傷

柏崎刈羽原発 3、7号機タービンも損傷
新潟県中越沖地震で被災した柏崎刈羽原発のタービンで相次いで破損が見つかっている問題で、東京電力は29日、3号機と7号機でも破損があったと発表した。いずれも地震発生時に運転中で、回転中のタービンの翼同士がぶつかって羽根の一部が最大約5ミリ削りとられていた。

 東電によると、現在、全7基で計28台あるタービンのうち12台を点検しており、来年にかけてすべて調べる。

ホテル「名鉄イン刈谷」再オープン 耐震偽装で再建

ホテル「名鉄イン刈谷」再オープン 耐震偽装で再建
耐震強度偽装事件で解体されたビジネスホテル「名鉄イン刈谷」(愛知県刈谷市)の再建工事が完了し、29日午後に再オープンする。

2007年11月29日木曜日

賞味期限書き換えた疑い 食用のり卸販売業者捜索 滋賀

賞味期限書き換えた疑い 食用のり卸販売業者捜索 滋賀
滋賀県東近江市の食料品卸販売業者「麩三商店」が、味付けのりの賞味期限を改ざんしていた疑いが強まり、県警は29日朝、不正競争防止法違反の疑いで、同市内の同商店の店舗と代表者(77)の自宅の2カ所を家宅捜索した。代表者からも任意で事情を聴いている。

崎陽軒、原材料誤表示は22品目 新包装紙で販売再開へ

崎陽軒、原材料誤表示は22品目 新包装紙で販売再開へ
横浜名物のシューマイで知られる「崎陽軒(きようけん)」(横浜市)が原材料の表示を誤っていた問題で、同社は28日、記者会見を開き、誤記は主力商品のシューマイや、おかゆ、カレーなど10種類計22品目に上ると発表した。農林水産省は同日、日本農林規格(JAS)法に基づき本社などを立ち入り調査し、今後、製造工程に問題がないかどうかも調べる方針。

米軍機2機が緊急着陸 県営名古屋空港が一時閉鎖

米軍機2機が緊急着陸 県営名古屋空港が一時閉鎖
28日午後3時52分ごろ、米海軍厚木基地(神奈川県)に配備されているFA18戦闘攻撃機2機から、愛知県豊山町の県営名古屋空港の管制官に「緊急着陸する」との連絡が入った。両機は同54分と55分に相次いで着陸した。同基地は「異常を示す警告が出たため、安全手順に従い、間近の空港に着陸した」と説明している。

モバイルスイカで不正多発 JR東、事前入金を4万円に

モバイルスイカで不正多発 JR東、事前入金を4万円に
JR東日本の会員制サービス「モバイルSuica(スイカ)」で、他人になりすまして電子マネーを使う不正が多発していることが分かり、同社は29日から、携帯電話に入金できる額を1日あたり4万円までにすると発表した。不正使用で10月中旬までに約990万円の被害が出ているといい、同社はこのうち300万円について警視庁に被害届を提出している。

試運転列車が立ち往生 名鉄名古屋本線、5千人に影響

試運転列車が立ち往生 名鉄名古屋本線、5千人に影響
28日午後2時半ごろ、愛知県岡崎市の名鉄名古屋線東岡崎―男川間で、豊明発本宿行きの試運転列車(2両編成)が突然、立ち往生した。後続の豊橋行き列車の運転を東岡崎駅で打ち切り、それを連結して美合駅に移動させ、約30分後に復旧した。名鉄は立ち往生の原因を調べている。

医師免許ない従業員が脱毛行為 容疑でエステ社長逮捕

医師免許ない従業員が脱毛行為 容疑でエステ社長逮捕
医師免許を持たない従業員に脱毛行為をさせていたとして、千葉県警環境犯罪課などは28日、全国展開をしているエステティックサロン経営「リンクアップビューティ」(東京都新宿区)社長の栗原正樹容疑者(35)=東京都港区六本木6丁目=ら3人を医師法違反の疑いで逮捕した。

トヨタ、クラウンなど21万台リコール 燃料漏れの恐れ

トヨタ、クラウンなど21万台リコール 燃料漏れの恐れ
トヨタは28日、「クラウン」「レクサス」など5車種21万5020台(03年12月~05年12月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届けた。エンジンの燃料装置の配管に不具合が生じ、燃料漏れの恐れがあるという。

2007年11月28日水曜日

中国の新鋭戦闘機、着陸時に大破 香港の人権団体指摘

中国の新鋭戦闘機、着陸時に大破 香港の人権団体指摘
香港の人権団体「中国人権民主運動情報センター」は26日、中国空軍がロシアから購入した新鋭戦闘機スホイ30型が今月21日、安徽省蕪湖市の軍用空港への着陸時にトラブルを起こし、大破したと伝えた。車輪部の油圧系統が故障したらしい。死傷者などの被害は不明。軍事専門家らによると、中国軍は18~25日にかけ華南地区で大規模な軍事演習を実施していた。

シューマイの崎陽軒、表示に誤り 農水省が調査へ

シューマイの崎陽軒、表示に誤り 農水省が調査へ
名物のシューマイで知られる老舗(しにせ)「崎陽軒」(横浜市)が、シューマイ商品の原材料の表示に誤りがあったとして、商品の自主回収を始めていることが28日、わかった。農林水産省神奈川農政事務所に同日朝、同社から「相談したいことがある」と連絡があったという。同省は同日午後にも日本農林規格(JAS)法違反の疑いで本社や東京、横浜の両工場を立ち入り調査する。

マクドナルド、保健所が調査 改ざん・期限切れ問題

マクドナルド、保健所が調査 改ざん・期限切れ問題
新宿、池袋、文京の3保健所は27日、日本マクドナルド(東京都)や、問題の4店舗を運営していたアスリート社(同)から聞き取り調査をした。

チャイルドシート6万台をリコール カーメイト

チャイルドシート6万台をリコール カーメイト
自動車用品メーカーのカーメイト(東京都豊島区)は27日、チャイルドシート6万6224台(03年9月~07年5月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。シートベルトのバックルに不具合があり、ベルトが装着できなくなる恐れがある。

肝炎支援策に自治体反発 「薬害は国の責任」

肝炎支援策に自治体反発 「薬害は国の責任」
厚生労働省は27日、来年度から実施するウイルス性肝炎患者の支援策について、自治体向けに説明会を開いた。7年間で約1800億円かかる費用を、国と自治体が折半することについて、自治体側から「薬害は国の責任。なぜ自治体が負担するのか」などの反論が相次いだ。

輪島で地震騒ぎ 音速超えた戦闘機が原因?

輪島で地震騒ぎ 音速超えた戦闘機が原因?
27日午後2時25分ごろ、能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市を中心にした能登北部から富山県にかけ、住民が大きな揺れを感じた。地震は観測されず、輪島測候所は「空気振動が起こったためではないか」という。当時、能登半島沖では航空自衛隊の戦闘機が飛行中で、測候所や空自は関連を調べている。

浜岡原発のプルサーマル受け入れに同意 静岡・御前崎市

浜岡原発のプルサーマル受け入れに同意 静岡・御前崎市
中部電力が浜岡原子力発電所4号機で計画中のプルサーマル計画について、地元の静岡県御前崎市議会は27日、全員協議会を開き、受け入れへの同意を14対1の賛成多数で決めた。同市と周辺の掛川、菊川、牧之原3市でつくる浜岡原発安全等対策協議会のうち、受け入れ同意は初めて。

マクドナルド都内4店舗、調理日時を張り替え

マクドナルド都内4店舗、調理日時を張り替え
ハンバーガー大手マクドナルドの東京都内の4店舗が、売れ残ったサラダについて、調理日時のシールを翌日付に張り替えて販売していた疑いのあることが、26日わかった。事実と異なる調理日の表示は、不当表示として景品表示法にふれる可能性がある。

2007年11月26日月曜日

「かぐや」に続け 6大学の学生、月探査機計画

「かぐや」に続け 6大学の学生、月探査機計画
「かぐや」に続け――。東京大や大阪府立大、九州大など六つの大学の学生らが月に探査機を送る計画を検討している。欧米の学生らも米航空宇宙局(NASA)などの支援で月探査を準備しており、数年後には世界の学生らによる「月探査ラッシュ」が見られるかもしれない。

ガス湯沸かし器、被害者がパロマを提訴 東京地裁

ガス湯沸かし器、被害者がパロマを提訴 東京地裁
東京都港区で05年11月、不正改造されたパロマ工業(名古屋市)製のガス湯沸かし器を使っていた大学生の上嶋浩幸さん(当時18)と兄(27)が死傷した事故で、兄弟の両親らが26日、同社側や湯沸かし器を修理した業者、東京ガス(東京都港区)を相手に約2億円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。

出産後の主婦死亡、医師の過失問う控訴審が結審 名古屋

出産後の主婦死亡、医師の過失問う控訴審が結審 名古屋
名古屋市港区の産婦人科医院で00年、出産直後の主婦(当時31)が死亡した事故は医療過誤が原因だとして、夫と長男が、同医院の男性医師らに計約1億2800万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審の第1回口頭弁論が26日、名古屋高裁であり、結審した。控訴した医師側は「医師の判断と主婦の死亡に因果関係はない」などとして遺族側の請求の棄却を求め、遺族側は控訴棄却を求めた。

全日空便、手荷物仕分けトラブルで遅れ 羽田空港

全日空便、手荷物仕分けトラブルで遅れ 羽田空港
東京・羽田空港で25日午後3時ごろから約3時間にわたり、全日空の手荷物受託システムに不具合が発生した。乗客との手荷物の受け渡しや荷物の積み込みに手間取った結果、出発便を中心に計約20便に30分以上の遅れが出た。最も遅れたのは山口宇部行きの約1時間。一部の手荷物は積み残しが生じたため、後日乗客に届けるという。

JR西と集団交渉へ準備会 遺族らが初会合 宝塚線事故

JR西と集団交渉へ準備会 遺族らが初会合 宝塚線事故
JR宝塚線(福知山線)脱線事故の遺族が、賠償問題についてJR西日本と集団で交渉するための組織の発足を目指して25日、兵庫県伊丹市の市立中央公民館で準備のための初会合を開いた。賠償問題をめぐり遺族が組織を作るのは初めてで、今後JRに求める賠償の基準などを決めたうえ、来春の事故3年までに正式に会を設立する。

制御棒また抜けず 柏崎刈羽原発で3本目

制御棒また抜けず 柏崎刈羽原発で3本目
新潟県中越沖地震で被災した柏崎刈羽原発の制御棒が一部引き抜けなくなっている問題で、東京電力は25日、6号機で引き抜けない制御棒が新たに1本見つかったと発表した。6号機で2本目、同原発全体では3本目だ。制御棒や駆動装置に変形や異常がないか、今後調べる。

東京モノレール、誤通過と誤停車 運転手「気が動転」

東京モノレール、誤通過と誤停車 運転手「気が動転」
25日午後0時50分ごろ、東京モノレールの浜松町発羽田空港第2ビル行き下り区間快速(6両、乗客約250人)が停車駅の大井競馬場前を誤って通過した。この後、次の流通センターには正しく止まったが、通過すべき次の昭和島に誤停車した。運転士(38)が停車駅を勘違いした後、気が動転したためという。自動列車制御装置(ATC)を備えており、液晶表示と音声で停車駅の接近を知らせるが、運転士が対応しなかった。影響で後続を含む4本が最大5分遅れた。

NW機、オイル漏れか 中部空港に緊急着陸

NW機、オイル漏れか 中部空港に緊急着陸
25日午前10時半ごろ、サイパンから中部空港に向かっていたノースウエスト航空78便(ボーイング757―200型機、乗客乗員192人)の機内の油圧系統を表示する計器が異常を示したため、同機は管制官の指示で同空港に緊急着陸した。オイル漏れが原因とみられる。同機は誘導路上で停止し、牽引(けんいん)車で駐機場まで移動した。

2007年11月25日日曜日

南極近くの海、100人乗り遊覧船浸水 全員無事救出

南極近くの海、100人乗り遊覧船浸水 全員無事救出
南極に近い南シェトランド諸島沖の大西洋上で23日、観光船「MSエクスプローラー」(2400トン)が氷塊に衝突して浸水した。ツアーを企画したカナダの旅行社は英BBCに対し、日本人を含む乗客91人と乗員9人は全員が救出され、けがもないとした。

JR中央線快速、荻窪駅で停車せず 通過駅と「勘違い」

JR中央線快速、荻窪駅で停車せず 通過駅と「勘違い」
24日午後4時半ごろ、JR中央線の上り快速電車が停車駅である東京都杉並区の荻窪駅を通過、停車位置から160メートル先で停車した。乗客にけがはなかった。
 JR東日本によると、運転士が快速電車を運転しているのにもかかわらず、同駅には止まらない特別快速電車を運転していると勘違いし、通過したという。

富山地方鉄道、車と衝突 脱線しながら100m進む

富山地方鉄道、車と衝突 脱線しながら100m進む
24日午前9時15分ごろ、富山県立山町岩峅寺(いわくらじ)の富山地方鉄道雄山神社踏切で、岩峅寺発電鉄富山行きの普通列車(2両編成)と同県上市町若杉新、歯科医師荒井晴彦さん(41)の乗用車が衝突した。
列車は前方の車両の前輪2輪が脱線しながら約100メートル先まで進み、常願寺川の鉄橋上で止まった。富山地鉄は鉄橋下の河川敷にアーム付き高所作業車を出し、正午前に乗客8人を全員救出した。乗客にけがはなかった。荒井さんは胸などをけがした。

飛行機のエンジン、水で洗って燃費節約 1%改善効果

飛行機のエンジン、水で洗って燃費節約 1%改善効果
水で洗って燃費節約――。原油高騰に頭を痛める国内の航空会社が毎晩、エンジンの水洗いに精を出している。エンジン内部を洗うだけで約1%、燃費が向上するからだ。全日空ではこれで今年度、1日14便ある東京と大阪の往復換算で約100日分を節約しようとしている。

船のSOS、7割が誤発信 年300件の出動が空振り

船のSOS、7割が誤発信 年300件の出動が空振り
沈没や火災など海上のトラブルを船から知らせるSOS(遭難警報)のうち、7割以上が誤発信であることが、海上保安庁の調べでわかった。6割は船員らの人為的なミスで、誤った警報で巡視船や航空機が出動したケースは年間300件以上に及ぶという。同庁は「本当の遭難救助への影響が出かねない」と懸念。船会社や国内外の関係機関に啓発ビラを配るなど、対策に乗り出した。

工事現場で3人生き埋め 1人は死亡 鹿児島

工事現場で3人生き埋め 1人は死亡 鹿児島
23日午後7時35分ごろ、鹿児島県志布志市有明町伊崎田で「3人が生き埋めになった」と住民から119番通報があった。消防隊員らが現場にかけつけ、近くに住む水道工事会社の従業員井畑哲郎さん(60)を1時間半後に救出して病院に運んだが、まもなく死亡が確認された。あとの男性2人は自力で脱出し、軽いけがだった。

船場吉兆に佐賀怒る 但馬牛と偽り佐賀牛「誤解招く」

船場吉兆に佐賀怒る 但馬牛と偽り佐賀牛「誤解招く」
「船場吉兆」が佐賀、鹿児島県産を「但馬牛」と偽装した問題で、「佐賀牛よりも但馬牛がおいしいと誤解されかねない」として、陣内一博佐賀県農林水産商工本部長らが23日、大阪市の同社を訪れ、佐賀産の牛肉に対する認識を改めるよう同社に申し入れた。

大阪国税調査官、法人書類紛失 飲酒後、電車で帰宅途中

大阪国税調査官、法人書類紛失 飲酒後、電車で帰宅途中
大阪国税局は22日、大手企業の税務調査を担当する調査第二部の男性職員(42)が、飲酒後の帰宅途中に調査書類入りのかばんを紛失したと発表した。調査対象企業1社の法人税の申告状況や関連会社・取引先など95の法人名・役員名などが記載されているという。内部規定で調査書類の持ち出しは原則禁止されているが、許可なく持ち帰っていたという。国税局は関係先に謝罪し、職員の処分を検討している。

2007年11月23日金曜日

地下鉄有楽町線、機器室から煙 一時運転見合わせ

地下鉄有楽町線、機器室から煙 一時運転見合わせ
23日午前7時50分ごろ、東京都千代田区の東京メトロ有楽町線の有楽町駅付近にある線路脇の機器室から煙があがった。有楽町線は一時全線で運転を見合わせた。約15分後に和光市―市ケ谷間と豊洲―新木場間で折り返し運転を開始し、午前8時45分ごろに全線で運転を再開した。約1万5000人に影響が出た。

姉歯物件のコンアルマーディオ横濱鶴見で補強工事完了

姉歯物件のコンアルマーディオ横濱鶴見で補強工事完了
元1級建築士の姉歯秀次被告による耐震強度偽装事件で、同被告が構造計算を手がけ、ヒューザーが建築主だった横浜市鶴見区の分譲マンション「コンアルマーディオ横濱鶴見」(19戸)で22日、耐震補強工事が終わった。26日から住民が再入居する。

患者に告知、誰も考えず 薬害肝炎で厚労省が職員に聴取

患者に告知、誰も考えず 薬害肝炎で厚労省が職員に聴取
血液製剤フィブリノゲンでC型肝炎に感染した疑いがある患者418人のリストが放置されていた問題で、厚生労働省の調査プロジェクトチーム(PT)は22日、職員からの聞き取りなどによる中間報告を発表した。02年のリスト作成時に関係した厚労省職員約40人に事情を聴いたが、当時、患者に投与の事実などを告知すべきだと考えた職員は一人もいなかったという。

薬害肝炎訴訟の原告らが全国集会 被告企業にデモも

薬害肝炎訴訟の原告らが全国集会 被告企業にデモも
出産時などに血液製剤を投与され、C型肝炎になった患者が国と製薬会社に賠償を求めている薬害C型肝炎集団訴訟の全国原告・弁護団は22日夜、大阪市内で総決起集会を開いた。今月7日に和解を勧告した大阪高裁に対し、国は時期を限定して法的責任を認める意向を示しているとされる。全国の原告患者171人のうち約50人が集まり、「切り捨ては許さない。国と企業は責任を認めて謝罪を」と訴えた。

三和シヤッターが1万8千台改修へ 閉鎖時に停止の恐れ

三和シヤッターが1万8千台改修へ 閉鎖時に停止の恐れ
三和シヤッター工業(東京都板橋区)は22日、同社製の電動防火シャッターの一部機種で、閉鎖途中に勝手に停止してしまう不具合が6件発生したことを明らかにした。同種シャッター約1万8500台を交換または改修するという。

「高知事故後、製造過程を強化」 ボンバル副社長が会見

「高知事故後、製造過程を強化」 ボンバル副社長が会見
カナダの航空機メーカー、ボンバルディア社のトッド・ヤング副社長が22日、羽田空港近くの事務所で会見し、高知空港で起きた胴体着陸事故に触れ、「事故後に製造プロセスを見直して体制を強化した」と述べた。国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は製造段階のミスとの見方を強めているが、ヤング氏は「まだ調査委に情報提供している段階」とし、詳しい事故原因や自社の責任についての言及は避けた。

地震でタービン新たに傷見つかる 東電・柏崎刈羽原発

地震でタービン新たに傷見つかる 東電・柏崎刈羽原発
新潟県中越沖地震で被災した柏崎刈羽原発4号機のタービンの翼が損傷した問題で、東京電力は22日、さらに詳しく点検したところ、新たに17カ所でこすれたりあたったりした傷が見つかったと発表した。

生死分けるのはシートベルト 救急12年、現場が実証

生死分けるのはシートベルト 救急12年、現場が実証
衝突した車の中で、命を落とす人とかすり傷ですむ人と。福島県郡山市の太田西ノ内病院救命救急センターの篠原一彰所長(44)は数々の交通事故現場へ急行し、そんな落差を見続けてきた。「運命を分けたのは、シートベルト」。12年にわたる事例の積み重ねを元に、その重要性を伝えている。

2007年11月22日木曜日

「白い恋人」販売再開、反応さまざま あなた買う?

「白い恋人」販売再開、反応さまざま あなた買う?
賞味期限の改ざんなどの不正で販売を中止していた北海道の土産菓子「白い恋人」が22日、約3カ月ぶりに新千歳空港の土産売り場などで販売再開された。「あれだけ騒がれたから、大丈夫だと思う」「受けを狙って」と手にとる客がいる一方で、「信用できない」と話す人も。土産店などは、白い恋人が不在だった間に穴を埋める有力な土産菓子が現れていないといい、年末の観光シーズンに向けて消費者の動きを注視している。

ボート転覆、1人死亡1人救助 熊本・有明海

ボート転覆、1人死亡1人救助 熊本・有明海
22日午前7時44分ごろ、熊本県天草市有明町大浦の有明海大浦漁港堤防外の東側海岸沖約200メートルの海上でボートが転覆し、そばに2人が浮いているのを漁船が見つけて救助、天草市内の病院に運んだが、同県嘉島町上島の農業前田修一さん(71)は午前9時過ぎ、死亡が確認された。同町上六嘉の農業池川芳明さん(65)は助かった。

高速道橋の型枠厚み偽る 強度データ改ざん 栗本鉄工所

高速道橋の型枠厚み偽る 強度データ改ざん 栗本鉄工所
鋳鉄管製造大手の栗本鉄工所(大阪市西区、東証・大証1部)が、カタログで公表している自社仕様より薄い鉄板を使った型枠を、高速道路の橋工事用として旧日本道路公団に納入していたことが21日、わかった。納入時に提出を求められる強度試験のデータも改ざんしていた。旧公団業務を引き継いだ東日本、中日本、西日本の各高速道路会社は「ただちに安全性に影響することはない」としているが、近く緊急点検するとともに、有識者らによる第三者委員会を立ち上げて長期的な影響を検討する。

タミフル投与、睡眠試験で「因果関係なし」 厚労省

タミフル投与、睡眠試験で「因果関係なし」 厚労省
インフルエンザ治療薬タミフルと異常行動の因果関係を調べている厚生労働省の作業グループは21日、タミフル服用後の睡眠時の脳波の変化などを調べたところ、「現時点ではタミフルとの因果関係は認められない」とする臨床試験の中間報告を公表した。

2007年11月21日水曜日

今年の交通事故死者、最も遅いペース 70年以降

今年の交通事故死者、最も遅いペース 70年以降
今年の全国での交通事故死亡者数が20日に5000人を超えた。警察庁によると、5000人を超えたのは昨年より23日遅く、日付別の統計を取り始めた70年以降で最も遅いという。20日現在の死者は5016人(前年同期比459人減)で、年間の死者は、70年以降最少だった昨年(6352人)を下回りそうだ。

日航の4労組、21日のスト回避

日航の4労組、21日のスト回避
日本航空は20日深夜、パイロットでつくる日本航空乗員組合など4労働組合が計画していた21日のストライキを回避したと発表した。(時事)

2007年11月20日火曜日

丸投げ管理、市も認識 プール女児死亡初公判で検察指摘

丸投げ管理、市も認識 プール女児死亡初公判で検察指摘
埼玉県ふじみ野市が運営していた流れるプールで06年7月、同県所沢市の戸丸瑛梨香さん(当時7)が吸水口に吸い込まれて死亡した事故で、業務上過失致死罪に問われた、同市教委の高見輝雄・元体育課長(60)と同課の河原孝史・元管理係長(47)の初公判が20日、さいたま地裁(伝田喜久裁判長)であった。プール管理を担当していた両被告は、起訴事実を認めた。

三菱ふそう、5万台再度点検へ 作業ミスなど発覚で

三菱ふそう、5万台再度点検へ 作業ミスなど発覚で
三菱ふそうトラック・バスは20日、クラッチ関連部品の不具合で04年に大規模リコールをしたダンプなどの大型車(現在約5万台)すべてについて、改めて無料で点検すると国土交通省に報告した。クラッチを格納する部分の亀裂や破断がリコール後に計12件見つかったほか、リコール作業のミスによるナットのゆるみなどが52件見つかったため。

「免許」不携帯のスターフライヤー機長に注意 国交省

「免許」不携帯のスターフライヤー機長に注意 国交省
国土交通省は、飛行機の運転免許証に当たる操縦技能の証明書などをもたずに操縦したスターフライヤー(北九州市)の機長に対し、12日付で文書で注意した。同社も機長に口頭で注意した。

中越沖地震でタービン損傷 当時運転中の刈羽原発4号機

中越沖地震でタービン損傷 当時運転中の刈羽原発4号機
東京電力は20日、柏崎刈羽原発4号機のタービンの翼が、新潟県中越沖地震で損傷していたと発表した。4号機は地震発生時に運転中で、地震の揺れで羽根同士がぶつかったとみている。部品の交換が必要とみられることから、補修には時間がかかりそうだ。

病室から出火、患者360人が一時避難 福岡の病院

病室から出火、患者360人が一時避難 福岡の病院
20日午前8時ごろ、福岡市南区若久5丁目の若久病院2階病室から出火、床と壁の一部と寝具が焼けた。けが人はいない。病院と市消防本部によると、燃えたのは個人用病室で、巡回中の職員が火災に気づき、119番通報し、職員が消し止めた。この火事で入院患者約360人が一時避難した

危機管理対策で在外公館に不備 伝達訓練実施はゼロ

危機管理対策で在外公館に不備 伝達訓練実施はゼロ
大災害やテロなど緊急事態に向けた在外公館の備えに様々な不備があることが総務省の調べでわかった。在留邦人との緊急連絡網や事態対処マニュアルを作成していない大使館があったほか、在留邦人の所在を日ごろからつかんでいないためにすぐ安否確認できなかった例が11件確認された。総務省は20日、さらに安全対策を進めるよう外務省などに勧告する。

2007年11月19日月曜日

かぐやで作った月の立体写真公開

かぐやで作った月の立体写真公開
宇宙航空研究開発機構は16日、従来の10倍もの解像度がある月面の立体画像を公開した。月を周回している探査機「かぐや」の地形カメラのデータをもとにつくった。より小さなクレーターを分析でき、月の起源を探るのに役立つという。

ウクライナの炭鉱事故、死者65人に 坑内火災続く

ウクライナの炭鉱事故、死者65人に 坑内火災続く
インタファクス通信などによると、ウクライナ東部のドネツ炭田地帯にあるドネツク州のザシャジコ炭鉱で18日に起きたメタンガスの爆発事故による死者は、19日未明までに65人に達した。なお作業員35人が行方不明で、坑内では火災が続いているという。

炭坑で爆発、39人死亡 ウクライナ

炭坑で爆発、39人死亡 ウクライナ
インタファクス通信などによると、ウクライナのドネツ炭田地帯にあるドネツク州のザシャチコ鉱山で18日、メタンガスと空気の混合物が爆発、作業員39人が死亡した。現場の作業場は地下1100メートル近くで、爆発時に100人以上が働いていた。

ボンバル機、出発直前に異常表示 過去にも事例

ボンバル機、出発直前に異常表示 過去にも事例
19日午前7時半ごろ、大阪(伊丹)空港を出発しようとしていた大阪発出雲行き日本エアコミューター2341便(ボンバルディアDHC8―Q400型機、乗客56人・乗員4人)で、エンジンかプロペラに不具合があるという表示が出た。機材整備のため同便と折り返しの2342便が欠航した。乗客は鉄道や後続便などに乗り換えた。

ロシア船が沈没 海保が救助活動 ナホトカ沖の日本海

ロシア船が沈没 海保が救助活動 ナホトカ沖の日本海
イタル・タス通信などによると、ロシア極東ナホトカの南方沖合300キロの日本海で18日、ナホトカの会社所有の木材輸送船が嵐のために沈没した。乗っていた36人のうち23人が19日午前までに救出されたが、13人は救命ボートに残ったままとなっている。

東海道新幹線、工事ミスで信号機と接触 JR東海

東海道新幹線、工事ミスで信号機と接触 JR東海
18日午前6時37分ごろ、京都市東山区の東海道新幹線京都駅付近で、名古屋発新大阪行き回送列車と、線路上の信号機(高さ約1.5メートル)が接触した。回送列車は京都駅での点検などで21分遅れて発車。後続の名古屋発博多行き「のぞみ59号」も京都駅到着が14分遅れ、231人に影響した。

2007年11月18日日曜日

機体トラブルなし 樹木に翼接触か 岐阜・軽飛行機墜落

機体トラブルなし 樹木に翼接触か 岐阜・軽飛行機墜落
岐阜県中津川市の恵那山(2191メートル)で昭和航空(大阪市)の軽飛行機が墜落した事故で、軽飛行機は尾根に気づかず、尾根の木に接触後、斜面を滑り落ちるように落ちた可能性が高いことが17日、国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会の調べでわかった。エンジンや機体にトラブルは確認されなかった。

2007年11月17日土曜日

ロシアの核施設、IAEAが査察へ イラン向け生産

ロシアの核施設、IAEAが査察へ イラン向け生産
国際原子力機関(IAEA)が今月26日から29日にかけ、ロシアの協力でイランが建設を進めるブシェール原発向けの核燃料を生産しているロシア・西シベリアのノボシビルスクの核施設へ査察に入ることになった。ロシア原子力庁が16日、明らかにした。

自衛隊受験者の個人情報、ネット流出 730人分

自衛隊受験者の個人情報、ネット流出 730人分
自衛隊神奈川地方協力本部(横浜市)が作成した自衛官採用の1次試験合格者730人分の個人情報がインターネット上に流出し、約1カ月半の間、外部から閲覧できる状態になっていたことが分かった。

軽飛行機墜落、遺体の身元判明 岐阜・恵那山

軽飛行機墜落、遺体の身元判明 岐阜・恵那山
岐阜県中津川市の恵那山(2191メートル)で昭和航空(大阪市)の軽飛行機が墜落した事故で、県警は16日、前日に見つかった遺体はパイロットの禾本(のぎもと)賢吾さん(67)=大阪府八尾市光南町=、16日に見つかった遺体はアジア航測(東京都新宿区)カメラマンの棚田伸二さん(40)=同府柏原市本郷=と確認した。2人とも全身に骨折があったほか、頭部の損傷が激しく、即死とみられる。

2007年11月16日金曜日

エアバス旅客機が仏空港で暴走、壁に激突 10人負傷

エアバス旅客機が仏空港で暴走、壁に激突 10人負傷
仏南西部トゥールーズの空港で15日、エアバスA340―600型旅客機が地上でのエンジンテスト中に突然走り出し、空港の防音壁に衝突した。乗っていたエアバス社員ら9人と地上1人の計10人が負傷した。一般の乗客はいなかった。

航空機が誘導路で立ち往生、滑走路一時閉鎖 成田空港

航空機が誘導路で立ち往生、滑走路一時閉鎖 成田空港
16日午前7時5分ごろ、成田空港に到着したパリ発のエールフランス航空272便(エアバスA330―200型)が平行滑走路から誘導路に出たところで動けなくなった。同機は牽引(けんいん)車で到着スポットまで移動。この影響で同滑走路は午前7時43分から同8時まで閉鎖された。乗員と乗客計64人にけがなどはなかった。

鉄くずの裁断機に挟まれ、作業員2人死亡 茨城

鉄くずの裁断機に挟まれ、作業員2人死亡 茨城
15日午後8時半ごろ、茨城県筑西市中上野の廃棄物処理業「クリーンテックシオガイ」つくば工場で、同社作業員の広瀬雄之さん(21)=同市押尾=と鈴木信行さん(55)=同市成井=が鉄くずを裁断する機械に挟まれて死亡した。

空自機墜落、原因は配線ミス 防衛省が断定

空自機墜落、原因は配線ミス 防衛省が断定
愛知県豊山町の県営名古屋空港で10月31日に航空自衛隊の支援戦闘機F2Bが離陸に失敗し炎上した事故で、防衛省の事故調査委員会は15日、事故原因を、定期点検をしていた三菱重工業の配線ミスと断定した、と発表した。機体の姿勢を感知するセンサー(ジャイロ)と飛行制御コンピューターの間の配線を誤ったため、水平尾翼が異常な角度で動いて墜落した。今後、配線ミスが起きた原因を調べるとしている。

浜岡原発、原子炉を手動停止 冷却系に異常

浜岡原発、原子炉を手動停止 冷却系に異常
静岡県御前崎市の中部電力浜岡原発4号機(沸騰水型炉、113.7万キロワット)で15日夜、原子炉冷却材浄化系の異常を示す警報が点灯し、原子炉を手動停止した。外部への放射能漏れやけが人などはないという。

修理ミス原因、社員を書類送検へ 山形・松下温風器事故

修理ミス原因、社員を書類送検へ 山形・松下温風器事故
松下電器産業製の石油温風機で一酸化炭素(CO)中毒事故が相次いでいる問題で、山形県警は山形市の男性(84)が意識不明の重体となった05年12月の事故について、同社の無償修理(リコール)の際の給気ホース交換ミスが原因と判断した。修理した山形ナショナル電機(山形市)の社員(52)を業務上過失傷害の疑いで山形地検に書類送検する。

JAL系機に戦闘機接近、米側が異例の謝罪

JAL系機に戦闘機接近、米側が異例の謝罪
グアム島付近の上空(高度約1万1580メートル)で8月、シドニー発成田行きのジャルウェイズ772便(乗客乗員414人)に、訓練中の米軍戦闘機が接近した問題で、在日米第5空軍司令部のマイケル・ビショップ・航空機関係部長らが15日、日本乗員組合連絡会議(日乗連)の関係者らと東京の米国大使館で面会し、謝罪した。文書でも「再発防止に努める」とした。米軍機による民間機追尾の事例で、米側が非を認めるのは異例だ。

通話21分超で自動切断 ソフトバンク、大阪で障害

通話21分超で自動切断 ソフトバンク、大阪で障害
ソフトバンクモバイルの携帯電話を使った通話が9月24日から10月5日にかけ、大阪府の北部地域で自動的に切れる障害があった。15日、同社が発表した。基地局の制御装置の誤作動が原因とみられ、通話が21分を過ぎると自動的に切れた。ソフトウエアを更新して解決したという。

水戸少年刑務所の情報流出、係長を停職1カ月

水戸少年刑務所の情報流出、係長を停職1カ月
水戸少年刑務所(茨城県ひたちなか市)の受刑者120人分の氏名などの個人情報がインターネット上に流出した問題で、法務省は15日、同刑務所用度係長の男性刑務官(46)を停職1カ月の懲戒処分にするなどの処分を発表した。

岐阜・恵那山で小型機墜落 3人搭乗、1人救出1人死亡

岐阜・恵那山で小型機墜落 3人搭乗、1人救出1人死亡
15日午前11時10分ごろ、長野・岐阜両県境の恵那山(2191メートル)の山頂付近に、「小型の飛行機が墜落していた」と、近くの山に入っていた男性から長野県警に110番通報があった。事故機は昭和航空(本社・大阪市)の軽飛行機(セスナ404型)で、午後0時34分、岐阜県警のヘリが、墜落・大破した機体を見つけた。同0時50分ごろに現場で乗員1人を発見、県警ヘリで救出し、同県中津川市内のヘリポートへ運んだ。また、1人死亡を確認した。国土交通省航空・鉄道事故調査委員会も、調査官を現場に派遣した。

床下から煙出て運転とりやめ 兵庫・姫路の山陽電鉄

床下から煙出て運転とりやめ 兵庫・姫路の山陽電鉄
15日午前6時ごろ、兵庫県姫路市八家(やか)の山陽電鉄八家駅の約250メートル手前で、飾磨発東須磨行き普通電車の運転台の機器異常を示すランプがついた。緊急停止して車掌が調べたところ、2両目床下から煙が上がっており、消火器で消し止めた。約10人の乗客にけがはなく、現場で電車から降りて八家駅まで歩いた。電車は運転をとりやめ、後続の普通電車が押して八家駅の二つ先の大塩駅まで移動させた。

2007年11月15日木曜日

原発の監視強化へ 中越沖教訓に保安院

原発の監視強化へ 中越沖教訓に保安院
経済産業省原子力安全・保安院は、新潟県中越沖地震で柏崎刈羽原発が被災したことを教訓に、全国の原発の原子炉の運転状況をいつでも監視できるよう、態勢を整備することにした。地震発生時に、新潟県などへ十分な情報提供ができなかったことを踏まえた。14日開かれる総合資源エネルギー調査会の作業部会で報告する。

 現在、各発電所には原子炉の運転状況を一元的に把握する「緊急時対応情報表示システム」(SPDS)、さらにこれらの情報を遠隔地で表示する「緊急時対策支援システム」(ERSS)が東京・霞が関の原子力安全・保安院や全国各地の緊急事態応急対策拠点施設(オフサイトセンター)にある。原子炉の圧力や温度、核分裂の状態や、発電所周囲の放射能測定データを監視できる。

2007年11月14日水曜日

南極観測船「しらせ」廃船へ 最終航海へきょう出発

南極観測船「しらせ」廃船へ 最終航海へきょう出発
南極観測船「しらせ」の保存が絶望的になってきた。維持費が高く、引き取り手がみつからないためだ。「せめて名前だけでも残して」との声が寄せられ、再来年就航の新船に「しらせ」という名前が継承されることが、13日の南極地域観測統合推進本部の総会で決まった。現在の「しらせ」は14日、最後の南極航海に出発する。

EU、航空機のCO2規制へ 欧州議会が法案可決

EU、航空機のCO2規制へ 欧州議会が法案可決
欧州連合(EU)の欧州議会は13日の本会議で、域内に乗り入れるすべての航空会社に対し、二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの排出を規制する法案を可決した。11年から各航空会社に排出量を割り当て、欧州の排出量取引市場への参加を義務づける。法案は今後、EU閣僚理事会が承認すれば成立するが、米国などは反対している。

いすゞの大型バス、エンジンに不具合 国交省が文書警告

いすゞの大型バス、エンジンに不具合 国交省が文書警告
いすゞは13日、エンジン部品に不具合があるとして、「エルガ」など大型バス計4車種延べ約4300台のリコールを国土交通省に届けた。うち1件は同じ部分について4回目の改修。国交省は04年以降、いすゞに業務改善指示を3回出していることから、異例の文書警告をした。

郵便局、個人情報漏洩83件 民営化1カ月で多発

郵便局、個人情報漏洩83件 民営化1カ月で多発
郵政民営化がスタートした10月1日から同26日の間に、全国の郵便局で計83件の個人情報の漏洩(ろうえい)事案があったと、日本郵政グループの郵便局会社に報告されていることがわかった。同社は「個人情報保護を最重要課題とし、確定していない事案なども含めて集計した」としているが、民営化に伴って事務作業が増大したことなども影響したようだ。

柏崎刈羽原発の変圧器火災は事故対象外 原子力保安院

柏崎刈羽原発の変圧器火災は事故対象外 原子力保安院
経済産業省原子力安全・保安院は13日、新潟県中越沖地震発生時に柏崎刈羽原発で起きた3号機の変圧器火災について、国際原子力事象評価尺度(INES)に基づく評価の対象外としたと発表した。放射能漏れとは直接関係ないためとしている。同原発では4件が審査されたが、評価対象としたのは6号機の微量の外部への放射能漏れと、原子炉建屋内に使用済み燃料プールがあふれ出た件の2件のみ。いずれも「0マイナス」(尺度以下で安全に影響を与えない事象)とした。

JR西日本社長を参考人聴取 脱線事故で兵庫県警

JR西日本社長を参考人聴取 脱線事故で兵庫県警
乗客ら107人が死亡した05年4月のJR宝塚線(福知山線)脱線事故を捜査している兵庫県警捜査本部(尼崎東署)は13日、JR西日本の山崎正夫社長(64)を参考人として事情聴取した。山崎社長は現場が急カーブに改造された96年に鉄道本部長(常務)を務めていた。捜査本部は現場カーブに新型の自動列車停止装置(ATS―P)などが整備されていなかったため事故を防げなかったとみており、山崎社長から当時の安全対策について聴いたとみられる。

炉心隔壁に線状の影 柏崎刈羽原発2号機 東電発表

炉心隔壁に線状の影 柏崎刈羽原発2号機 東電発表
東京電力は13日、新潟県中越沖地震で被災した柏崎刈羽原発2号機で、原子炉内の水の流れを整える炉心隔壁(シュラウド)を支える筒に、線状の影が見つかったと発表した。ひびか、さびが付着したものかは不明という。14日に改めて調べる。

2007年11月13日火曜日

鉄道事故現場前 両陛下が哀悼の意

鉄道事故現場前 両陛下が哀悼の意
滋賀県を訪問中の天皇、皇后両陛下は12日、県南部の甲賀市を訪問。信楽焼の伝統技法や、聖武天皇がつくった紫香楽宮の発掘現場などを見学した。途中、42人の犠牲者を出した信楽高原鉄道の事故現場を通過。最徐行し、哀悼の意を示した。

工場で爆発、2人死亡 千葉・東庄町

工場で爆発、2人死亡 千葉・東庄町
13日午前10時20分ごろ、千葉県東庄町宮野台にある半導体向け感光剤の製造工場「東洋合成工業千葉工場」の第1工場第2感光剤室付近で爆発があった。香取署や香取広域市町村圏消防本部によると、従業員の女性2人が死亡し、4人がのどの痛みなどを訴えて病院に運ばれたという。

核燃料棒、引き抜けず警報 柏崎刈羽原発5号機

核燃料棒、引き抜けず警報 柏崎刈羽原発5号機
東京電力は12日、新潟県中越沖地震で被災した柏崎刈羽原発5号機で、原子炉内にあった核燃料集合体を点検のため移動させようとしたところ、引き抜けずに警報が鳴ったと発表した。764本ある集合体のうち1本が、支えの格子板にひっかかって抜けなかった。燃料棒を覆う筒が変形したとみられる。

「地球の入り」、月上空から「かぐや」が撮影

「地球の入り」、月上空から「かぐや」が撮影
宇宙航空研究開発機構とNHKは13日、月探査機「かぐや」から撮影した、月の地平へと沈みゆく地球の画像などを公開した。約38万キロから地球をハイビジョンカメラで撮影したのは世界で初めて。

サウジの王子、「空飛ぶ宮殿」購入 エアバスA380

サウジの王子、「空飛ぶ宮殿」購入 エアバスA380
欧州航空宇宙・防衛大手EADSは12日、航空機製造子会社エアバスの超大型機「A380」のVIP版、A380「フライング・パレス(空飛ぶ宮殿)」をサウジアラビアの大富豪、アルワリード王子が購入したと発表した。

2007年11月12日月曜日

ロシアのタンカー難破 「重大な環境汚染の恐れ」

ロシアのタンカー難破 「重大な環境汚染の恐れ」
インタファクス通信などによると、黒海とアゾフ海を結ぶケルチ海峡で11日、強い嵐のためロシアの小型タンカーが破損して二つに折れて沈み、積んでいた重油4700トンのうち約1200トンが流出した。同日、ケルチ海峡では硫黄を積んだロシアの貨物船など3隻も嵐で沈没、さらに近くのウクライナ・クリミア半島のセバストポリ港沖でもくず鉄を積んだ貨物船が沈没し、合わせて乗組員2人が死亡、20人が行方不明となった。

ホテル建設の足場、道路に落下 車3台が損壊 金沢

ホテル建設の足場、道路に落下 車3台が損壊 金沢
12日午後3時5分ごろ、金沢市堀川新町、JR金沢駅そばのホテル建設現場で、作業用の足場が道路に落下した。石川県警によると、落下の影響で車3台が損壊したが、運転手や同乗者にけがはなく、通行人や建設作業員にもけがはなかった。強風にあおられたとみられる。

-----------------続報-----------------------
2007/11/13:直撃の車運転手、けがなく「ホッ」 金沢の足場落下事故
あられ交じりの強風が吹きすさぶJR金沢駅前に、轟音(ごうおん)が響いた。12日午後、ホテル建設現場の足場が落下し、乗用車を直撃した事故。一歩間違えれば大惨事という事態に、繁華街で目撃した市民らは「ぞっとする」と驚きを隠さなかった。

運転手「胃痛」で信号機に衝突、6人けが 川崎市営バス

運転手「胃痛」で信号機に衝突、6人けが 川崎市営バス
12日午前7時55分、川崎市多摩区菅仙谷2丁目の市道交差点で、川崎市営バスの路線バスが信号機の柱に衝突、乗客6人が腕やひざなどを打ち、4人が病院に運ばれた。多摩消防署によると4人は50代の女性3人と男性1人で、いずれも軽傷。多摩署は自動車運転過失傷害の疑いもあるとみて男性運転手(47)から事情を聴いている。

列車が停止位置210m通過 運転士が見落とし 佐賀

列車が停止位置210m通過 運転士が見落とし 佐賀
佐賀県鳥栖市のJR鹿児島線田代駅で11日午後6時すぎ、赤間発荒木行き普通列車(6両編成、乗客約40人)が、停止位置を約210メートル通り過ぎて止まった。列車は本来の停止位置までバックして乗客4人を降ろし、11分遅れで出発した。

中国南方航空が滑走路誤進入 中部国際空港

中国南方航空が滑走路誤進入 中部国際空港
11日午後1時ごろ、中部国際空港で、瀋陽行きの中国南方航空698便(エアバスA319型機、乗客乗員42人)が管制官の指示に反して滑走路に進入し、この滑走路に着陸を予定していた全日空機が着陸をやり直すトラブルがあった。国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は事故につながりかねない「重大インシデント」と位置づけ、12日に調査官3人を派遣する。

------------------続報--------------------
2007/11/13:操縦士から聴取意向 中国機、滑走路誤進入で事故調
中部空港(愛知県常滑市)で、中国南方航空機が管制官の指示に反して滑走路に進入し、全日空機が着陸をやり直したトラブルで、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は12日、同空港に調査官3人を派遣し、原因の解明に乗り出した。

パナマ船籍貨物船が沈没か 救命いかだ発見

パナマ船籍貨物船が沈没か 救命いかだ発見
11日午前7時ごろ、鹿児島県南さつま市の野間岬の西北西約600キロの海上で、パナマ船籍の貨物船「INABA PRIDE」(インドネシア人乗組員20人、4531トン)の所有会社(インドネシア・ジャカルタ)から「船内に浸水している。沈没のおそれがある」との通報が第11管区海上保安本部(那覇市)にあった。

--------------続報------------------------
2007/11/12:乗組員20人を救助 パナマ船籍貨物船は沈没 鹿児島
鹿児島県南さつま市の野間岬の西北西約600キロの海上で、遭難したとみられていたパナマ船籍の貨物船「INABA PRIDE」(インドネシア人乗組員20人、4531トン)の乗組員全員は11日午後7時ごろ、近くにいた中国漁船に無事救助された。第10管区海上保安本部(鹿児島市)によると、同日午後9時半ごろ、海上保安庁を経由し中国から通報があった。「INABA PRIDE」は沈没したという。

山陽新幹線、停電で一時運転見合わせ

山陽新幹線、停電で一時運転見合わせ
11日午後3時4分ごろ、JR西日本の山陽新幹線新山口駅(山口市)と新下関駅(下関市)の間で、停電が発生したため、博多発新大阪行きの「ひかり466号」が一時、運転を見合わせた。午後3時16分ごろ、回復し、運転を再開した。

ジェットコースター、上昇中に停止 乗客避難 和歌山

ジェットコースター、上昇中に停止 乗客避難 和歌山
11日午後1時ごろ、和歌山市毛見の「和歌山マリーナシティ」内の遊園地「ポルトヨーロッパ」のジェットコースターが、上昇中に停止した。乗客18人は非常階段を使って避難し、けが人はなかった。

製造段階でボルト忘れ 高知で胴体着陸のボンバル機

製造段階でボルト忘れ 高知で胴体着陸のボンバル機
高知空港で3月、全日空機が前輪が出ずに胴体着陸した事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は、機体を製造したカナダ・ボンバルディア社が製造段階で、前脚ドア部のボルトを入れ損ねた可能性が高いとの見方を固めた模様だ。この結果、ドアが開かず、前脚が出なかった。事故による死傷者はなかったが、大惨事になりかねなかっただけに、調査委は、同社の製造管理について調査を進める。

2007年11月11日日曜日

女川原発3号機、原子炉緊急停止 水素濃度が大幅上昇

女川原発3号機、原子炉緊急停止 水素濃度が大幅上昇
東北電力は10日、運転再開に向けて原子炉の起動を始めた女川原子力発電所(宮城県)3号機で、タービンを通った水蒸気から放射性物質を取り除く気体廃棄物処理系の水素濃度が通常の10倍以上の5%に上昇したため、原子炉を緊急停止したと発表した。小規模な水素爆発が起きて配管が破れた可能性もあり、調査を始めた。外部への放射能漏れはないという。

2007年11月10日土曜日

倒壊のおそれがある電柱の点検、7万本未完 NTT東西

倒壊のおそれがある電柱の点検、7万本未完 NTT東西
電柱の倒壊事故が相次いだため、点検を進めているNTT東日本と西日本が昨年度、対象としていた64万本のうち7万本の作業を終えていなかったことが会計検査院の指摘で分かった。点検対象から漏れていたケースもあり、東日本では点検結果の一部が、立て替えのための管理システムに入力されていなかった。検査院は「立て替えが適切に行われないおそれがある」と批判している。

保育園熱中症死 園長らを書類送検へ 福岡県警

保育園熱中症死 園長らを書類送検へ 福岡県警
北九州市小倉北区の私立中井保育園で7月、園児が炎天下の車の中に放置されて熱中症で死亡した事故で、福岡県警は北村寿和園長(31)と保育士ら数人を業務上過失致死容疑で福岡地検小倉支部に書類送検する方針を固めた。事故は園外保育から車で戻った際に発生。北村園長は園外保育に同行していなかったが、県警は、園長は園の管理者として、降車の際の点呼など園児の安全確認について保育士らを指導・監督する義務を怠っていたと判断した。

2007年11月9日金曜日

日航機内販売の財布、「イタリア製」ではなく中国製

日航機内販売の財布、「イタリア製」ではなく中国製
日本航空が10月から機内販売していた「ヒューゴ・ボス」製の財布とパスケースのセット(1万2000円)が、カタログでは「イタリア製」と表示されているのに、実際は中国製だったことがわかった。日航が9日、ホームページで公表した。これまでに約600セット売れており、同社は返品や交換に応じるという。

かぐや、月面をハイビジョンで撮影

かぐや、月面をハイビジョンで撮影
月探査機「かぐや」が高度約100キロからハイビジョンカメラで撮影した月面の映像を、宇宙航空研究開発機構とNHKが7日、公開した。

2007年11月8日木曜日

補償金22億円を提示 オーストリア・ケーブルカー事故

補償金22億円を提示 オーストリア・ケーブルカー事故
オーストリア・アルプスで00年11月、日本人10人を含む155人が死亡したケーブルカー火災事故で、オーストリア政府が被害者救済のために設けた和解委員会は6日、同国やケーブルカー会社などが総額1340万ユーロ(約22億2500万円)の補償金を被害者の遺族らに支払う案を示した。被害者側の弁護士らが明らかにした。

シャトル「ディスカバリー」が帰還

シャトル「ディスカバリー」が帰還
米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル・ディスカバリーは米東部時間7日午後1時1分(日本時間8日午前3時1分)、ケネディ宇宙センターに帰還した。日米欧の複数の施設と国際宇宙ステーション(ISS)本体とを結ぶ設備「ハーモニー」を仮設置し、来年2月からの日本実験棟「きぼう」の建設準備がほぼ整った。

2007年11月6日火曜日

国も原発断層調査 電力会社の評価を審査

国も原発断層調査 電力会社の評価を審査
経済産業省原子力安全・保安院は、原発周辺の沿岸海域で、地震を引き起こす断層の調査に乗り出す。電力会社が実施している調査の妥当性を確認する狙いだ。新潟県中越沖地震で東京電力柏崎刈羽(かりわ)原発が被災したのを受け、来年度から全国のいくつかの原発周辺で始めるとしている。

中国探査機、月周回軌道に投入成功 上空約200キロ

中国探査機、月周回軌道に投入成功 上空約200キロ
中国国家宇宙局は5日、初の月探査機「嫦娥(じょうが)1号」が同日午前11時37分(日本時間午後0時37分)に月の周回軌道に入ることに成功した、と発表した。今後、月から高度約200キロの観測軌道を1周約2時間かけて、月面を立体撮影し、ウランなど鉱物資源の分布を調べる。

京浜東北線がオーバーラン 快速と勘違い 新橋駅

京浜東北線がオーバーラン 快速と勘違い 新橋駅
6日午前10時27分ごろ、JR京浜東北線の大船発大宮行き普通電車(10両編成)が、停車予定の新橋駅を約100メートル行き過ぎて止まった。後続の電車が近づいていたため、現場に約7分止まった後、後退せずに運転を再開して次の有楽町駅で乗客を降ろした。この影響で後続の普通電車1本も遅れ、計約1000人に影響した。

車掌が遅刻、始発の快速運休 JR琵琶湖線

車掌が遅刻、始発の快速運休 JR琵琶湖線
滋賀県安土町のJR琵琶湖線安土駅を6日午前6時27分に始発予定だった姫路行き快速電車が運休した。JR西日本によると、乗務予定だった男性車掌(25)が遅刻し、代わりの車掌を手配できなかったためで、約2000人に影響が出たという。

東芝、北海道電力の火力発電所データも改ざん

東芝、北海道電力の火力発電所データも改ざん
東芝は5日、発電所の流量計データ改ざん問題で、新たに北海道電力の知内火力発電所2号機(北海道知内町)でも改ざんがあったと発表した。過去にさかのぼって調べた結果、保安上の問題や環境への影響はないという。

金属工場で爆発火災、2人死亡1人けが 青森・八戸

金属工場で爆発火災、2人死亡1人けが 青森・八戸
5日午後8時すぎ、青森県八戸市河原木の「大平洋金属」第1熔錬工場内にある電気炉で爆発が起きた。八戸広域消防本部によると、作業員4人のうち2人が死亡、1人がやけどをして救急車で病院に運ばれた。県警によると、死亡したのは同市尻内町、小田義充さん(57)と、同市根城、松村智哉さん(20)。けがをしたのは同市妙、蟹沢春男さん(53)。

通園バス、道路標識に衝突 4歳男児ら3人軽傷 大阪

通園バス、道路標識に衝突 4歳男児ら3人軽傷 大阪
5日午前9時10分ごろ、大阪府寝屋川市三井が丘3丁目の市道で、障害児通園施設「市立あかつき・ひばり園」(同市大谷町)のスクールバス(33人乗り)が道路左側の道路標識に衝突、乗っていた男児(4)が額を前の座席にぶつけるなど3人が軽いけがをした。

入場8割減 遠い信頼回復 エキスポランド事故から半年

入場8割減 遠い信頼回復 エキスポランド事故から半年
大阪府吹田市の遊園地「エキスポランド」で5月、ジェットコースターが脱線して1人が死亡、19人が負傷した事故から、5日で半年。8月から営業を再開したものの、遊具のトラブルが相次ぎ、入場者数は前年の2割程度にとどまっている。園内のレストランや売店も売り上げ減で苦境の中にある。府警の捜査は続いており、事故の影響は重い。

園内列車が脱輪 けが人なし 三重・志摩スペイン村

園内列車が脱輪 けが人なし 三重・志摩スペイン村
三重県志摩市磯部町のテーマパーク「志摩スペイン村」で4日午後2時半ごろ、園内を巡回する列車型アトラクション「フィエスタトレイン」が脱輪した。ほぼ満席の乗客約50人が乗っていたが、けが人はなかった。

2007年11月4日日曜日

観光バス同士衝突、25人搬送 首都高川口線

観光バス同士衝突、25人搬送 首都高川口線
4日午前9時40分ごろ、埼玉県川口市の首都高速道路川口線下りの安行出入り口付近で、大型観光バス同士が衝突した。追突したバス内で運転手の男性とバスガイドの女性が一時足を挟まれ、約1時間後に救助されたが、ガイドは左足首を切断、運転手も左足骨折の重傷とみられる。警視庁によると、ほかに乗客の男女6人が打撲などの軽傷。また、川口市消防本部によると、搬送者は計25人にのぼった。

スカイマーク機、着陸時にカートが動いて客が足を骨折

スカイマーク機、着陸時にカートが動いて客が足を骨折
3日午後7時15分ごろ、スカイマークの神戸発羽田行きボーイング767―300型機が着陸時、飲み物用のカートが動いて乗客2人にぶつかった。44歳の男性は右足の骨が折れる重傷で、47歳の男性も左肩に軽いけが。東京空港署が業務上過失傷害の疑いで捜査するとともに、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会も4日、調査官2人を派遣する。

----------------------続報------------------------------

2007/11/04:「固定不十分」の可能性 スカイマーク機カート事故
神戸発羽田行きのスカイマーク機が3日夜、羽田空港に着陸した際に機内の飲み物用のカートが動き出し、乗客2人がけがをした事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は4日、現地で調査を始めた。カートを固定する2カ所の器具は壊れていないことが判明。調査委は客室乗務員が固定し忘れたか、固定が不十分だったとみて調べている。

業過致死傷容疑で院長ら書類送検 板橋の精神病院火災

業過致死傷容疑で院長ら書類送検 板橋の精神病院火災
東京都板橋区の成増厚生病院の精神科病棟で06年10月、入院患者6人が死傷した放火事件で、警視庁は2日、避難誘導を怠ったなどとして、院長(60)や看護師長(49)ら男性職員計6人を業務上過失致死傷容疑で書類送検した。

2007年11月3日土曜日

原子力防災訓練で合意 横須賀市と米海軍

原子力防災訓練で合意 横須賀市と米海軍
米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)に来年夏、原子力空母ジョージ・ワシントンが配備される問題で、蒲谷亮一・横須賀市長とジェームズ・ケリー・在日米海軍司令官、西宮伸一・外務省北米局長が2日、横須賀市役所で会合を開き、8日に基地内などで実施される原子力防災訓練の内容について最終合意した。

都立高校教諭がUSBメモリー紛失 生徒1087人分

都立高校教諭がUSBメモリー紛失 生徒1087人分
東京都教育委員会は2日、都立拝島高校の男性教諭(54)が生徒1087人分の個人情報が入ったUSBメモリーを紛失したと発表した。教諭は10月29日夜、JR武蔵境駅近くの公衆電話にUSBメモリー3本とMOディスク3枚が入ったバッグを置き忘れた。05~07年度の全生徒の氏名や電話番号、377人分の成績などが記録されていた。

大阪直下型、死者4万人想定 中央防災会議

大阪直下型、死者4万人想定 中央防災会議
国の中央防災会議の専門調査会は1日、近畿圏や中部圏で発生する恐れのある13カ所の内陸直下地震の被害想定をまとめた。このうち、大阪市直下を走る上町断層で発生した場合、大阪府内の広い地域が震度7の揺れにみまわれ、最悪で4万2000人が死亡、97万棟が全壊すると想定した。この死者数は、首都直下地震の3倍強に当たり、これまで国がまとめた被害想定の中で最大となる。

JR快速が70メートルオーバーラン 西宮駅

JR快速が70メートルオーバーラン 西宮駅
2日午前7時10分ごろ、兵庫県西宮市池田町のJR神戸線西宮駅で、野洲発姫路行き快速電車(6両編成、乗客約400人)が停止位置を約70メートル行き過ぎて止まった。電車はホームの端から約60メートル飛び出しており、停止位置まで後退し、約4分後に出発した。乗客にけがはなかった。JR西日本によると、運転士が通過駅と勘違いしていたという。

乱気流? 日航機でまた揺れ、61歳女性骨折

乱気流? 日航機でまた揺れ、61歳女性骨折
成田空港付近の上空(高度約3000メートル)で10月31日午後5時半ごろ、グアム発成田行きのJALウェイズ942便(ボーイング747―300型、乗客・乗員167人)が大きく揺れ、乗客の女性(61)が機内の通路で転倒し、右足の小指が折れるけがをした。

JR運転士が酒気帯び、基準超えるアルコール 長崎

JR運転士が酒気帯び、基準超えるアルコール 長崎
JR九州長崎支社は1日、長崎運輸センターの男性運転士(49)が酒気帯び状態で出勤してきたため、乗務する予定だった列車の運転士を交代したと発表した。この運転士は昨年11月にも酒気帯びで乗務を禁じられたことがあり、今回が2度目。同支社は「しばらく乗務から外し、教育を徹底したい」と陳謝した。

2007年11月1日木曜日

貨物船と衝突、漁船の船長転落し死亡 佐賀・玄界灘

貨物船と衝突、漁船の船長転落し死亡 佐賀・玄界灘
1日午前9時半ごろ、佐賀県唐津市鎮西町沖の玄界灘で、鎮西町漁協所属の清漁丸(4トン、乗組員3人)と貨物船第8三社丸(199トン)が衝突し、清漁丸船長の同市鎮西町名護屋、坂本徳義さん(76)が海に投げ出された。唐津海上保安部などが捜索し、午前10時45分ごろ、波戸岬の南西約5キロ沖で坂本さんを見つけたが、まもなく死亡した。ほかの漁船員2人は無事だった。

貨物船座礁、乗組員をヘリで救助 静岡・御前崎沖

貨物船座礁、乗組員をヘリで救助 静岡・御前崎沖
静岡県御前崎市の御前崎灯台沖で10月31日午後8時40分ごろ、貨物船が浅瀬に乗り上げた。清水海上保安部によると、座礁したのは、まるいち汽船(広島県尾道市東御所町)所属の貨物船第3すみせ丸(5375トン、山本利彦船長ら乗組員12人)。船体は左側にやや傾いているが、油などの流出はないという。1日午前2時40分ごろ、船長ら保船要員4人を船内に残し、海保のヘリコプターが8人をつり上げ救助した。全員けがはなかった。

2007年10月31日水曜日

自衛隊機が炎上 県営名古屋空港 乗組員2人は脱出

自衛隊機が炎上 県営名古屋空港 乗組員2人は脱出
31日午前9時12分ごろ、愛知県豊山町にある軍民共用の県営名古屋空港で、航空自衛隊のF2B支援戦闘機が離陸に失敗し、機体が炎上した。乗組員2人は脱出し、火は約30分後に消し止められた。2人は骨折などのけがを負った。県警などによると、戦闘機は整備点検を三菱重工業がしていた最中で、乗組員は同社の社員のテストパイロットだった。滑走路は損傷し、民間機の飛行再開の見込みは立っていない。

---------------続報---------------------------
2007/11/01:事故機の本格調査始まる 空自機炎上で防衛省事故調
愛知県の県営名古屋空港で航空自衛隊のF2B支援戦闘機が離陸に失敗、炎上した事故で、防衛省が設置した事故調査委員会は、1日朝から事故機の損傷状況の調査や、整備点検をしていた三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所(名古屋市)の小牧南工場(豊山町)での整備状況の確認などを始めた。愛知県警も同工場を家宅捜索。原因究明や責任の所在を明らかにする作業が本格的に始まった。

2007/11/01:名古屋空港、民間機の運航再開 空自機炎上
航空自衛隊の支援戦闘機F2Bが離陸に失敗し、炎上した事故で、閉鎖されていた愛知県営名古屋空港は、1日午前から民間旅客機の運航が再開された。

2007/11/01:落下理由「わからない」 自衛隊機炎上で副操縦士供述
愛知県の県営名古屋空港(同県豊山町)で航空自衛隊のF2B支援戦闘機が離陸に失敗して墜落、炎上した事故で、三菱重工業社員のテストパイロットで事故機の副操縦士、水島光男さん(56)が事故直後の愛知県警の事情聴取に対し、「なんで(機が)落ちたのかわからない」と供述したことがわかった。操縦士の想定外のトラブルが発生した可能性が浮上した。整備の状況に不備がなかったかなどを確認するため、愛知県警は1日、業務上過失傷害容疑で同社の名古屋航空宇宙システム製作所小牧南工場(豊山町)などを家宅捜索するとともに、事故機を差し押さえた。

2007/11/02:フライトレコーダーを回収、空自機炎上事故
愛知県豊山町の県営名古屋空港で、航空自衛隊のF2B支援戦闘機が離陸に失敗し炎上した事故で、愛知県警は1日、事故機からフライトレコーダー(飛行記録装置)や機器類を押収した。今後、ともに原因調査にあたっている防衛省側で解析を進める。機体の定期点検をしていた三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所の小牧南工場からは整備記録を押収。防衛省の事故調査委員会は今後、さらに機体の状況や定期点検が適切に行われていたかも調査し、2カ月をめどに報告書をまとめるとしている。

事務員がリタリン処方 院長ら医師法違反容疑で逮捕

事務員がリタリン処方 院長ら医師法違反容疑で逮捕
覚せい作用のある向精神薬「リタリン」で薬物依存が起きている問題で、医師免許のない従業員にリタリンの投薬などをさせたとして警視庁は31日、東京都江戸川区北小岩3丁目の診療所「京成江戸川クリニック」院長小倉暢夫(67)=千葉県市川市新田5丁目=、事務員生駒祐子(42)=墨田区京島1丁目=の両容疑者を医師法違反(無資格医業)容疑で逮捕した。警視庁によると、リタリンの処方に絡んで医師が逮捕されるのは全国初という。

グライダーが離陸直後墜落、東海大生ら2人重軽傷 妻沼

グライダーが離陸直後墜落、東海大生ら2人重軽傷 妻沼
30日午後3時15分ごろ、埼玉県熊谷市葛和田の日本学生航空連盟妻沼滑空場で、離陸しようとしたグライダーが高度5~10メートルまで上昇した直後、墜落した。熊谷署などによると、操縦席に乗っていた東海大3年仙田知之さん(20)が背中を強く打ち重傷。後部席で指導中だった同大航空部指導教官会田茂さん(59)も腰を打ち軽傷。

日航機が大きな揺れ、77歳女性骨折 台風の影響か

日航機が大きな揺れ、77歳女性骨折 台風の影響か
成田空港の南東約75キロの上空(高度約2900メートル)で27日午後5時半ごろ、中国・杭州発成田行きの日本航空636便(ボーイング767―300型、乗客・乗員246人)が大きく揺れ、乗客の女性(77)が背骨が折れるけがをした。当日は台風で、乱気流が影響した可能性がある。国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は30日、原因調査のため調査官3人を派遣した。

たん吸引処置ミス、89歳女性が死亡 名古屋

たん吸引処置ミス、89歳女性が死亡 名古屋
名古屋市熱田区のみなと医療生協協立総合病院は30日、人工呼吸器を着けた同市の女性患者(89)が、たんの吸引作業後の処置のミスで死亡したと発表した。同病院は医療事故と認め、発生した29日に熱田署に届け出た。

今度は裂けた! 国際宇宙ステーションの太陽電池パネル

今度は裂けた! 国際宇宙ステーションの太陽電池パネル
米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル・ディスカバリーがドッキング中の国際宇宙ステーション(ISS)で30日、太陽電池パネルを広げる作業中にパネルに裂け目が見つかり、作業を中断した。ISSでは別の太陽電池パネルの回転装置に不具合があり、この調査のため、NASAは29日に飛行期間の1日延長を決めたばかり。調査や修理に手間取れば、来年2月の日本実験棟「きぼう」の建設開始が遅れる恐れもある。

--------------続報------------------------------

2007/11/02:国際宇宙ステーション 裂け目は意外に重症?
米航空宇宙局(NASA)は1日、国際宇宙ステーション(ISS)の太陽電池パネルに裂け目が入った問題で、修理のための船外活動を3日に実施すると発表した。

現状でも設計の97%の電力が得られるが、このままでは裂け目が広がる恐れがあり、12月の欧州実験棟設置、来年2月からの日本実験棟「きぼう」建設が難しくなるとして、ドッキング中のシャトル・ディスカバリーの残りの主要作業をすべて中止し、パネル修理に全力をあげることにした。

2007/11/04:スペースシャトル、太陽電池パネルの修理成功
米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル・ディスカバリーがドッキング中の国際宇宙ステーション(ISS)で3日、裂けた太陽電池パネルが修理され、7時間以上の船外活動の末に成功した。これでディスカバリーは全作業を終え、7日午後(日本時間8日未明)に地球へ帰還する。

2007年10月30日火曜日

米シャトル、宇宙滞在を1日延長 装置に不具合

米シャトル、宇宙滞在を1日延長 装置に不具合
米航空宇宙局(NASA)は29日、国際宇宙ステーション(ISS)にドッキング中のスペースシャトル・ディスカバリーの飛行期間を、1日延長して15日間にすると発表した。ISSの太陽電池パネルを回転させる装置に異常が見つかり、調査に時間を割くためだ。地球への帰還は11月7日になる。

貨物船、浅瀬に乗り上げ動けず 静岡・下田沖

貨物船、浅瀬に乗り上げ動けず 静岡・下田沖
30日午前1時40分ごろ、静岡県下田市から南約10キロの神子元島付近を航行していた韓国船籍の貨物船「SUAM」(1204トン、乗員12人)から「浅瀬に乗り上げて動けなくなった」と海上保安庁に通報があった。韓国人と中国人の乗組員は救命いかだで脱出し、近くにいた船に救出されてけが人はなかった。

卒業生らの個人情報、ネットに流出 さいたまの私立高

卒業生らの個人情報、ネットに流出 さいたまの私立高
さいたま市南区の私立浦和実業学園高校(菊池建太校長)の男性教諭(45)が、卒業生の氏名や住所、パスポート番号などの個人情報をファイル交換ソフト「ウィニー」を介して、インターネット上に流出させていたことが29日、分かった。同校は埼玉県学事課に報告し、流出した情報の全容把握を進め、卒業生らに謝罪するという。

警察官ら200人分の住所、ネットに流出 大阪府警

警察官ら200人分の住所、ネットに流出 大阪府警
大阪府警は、高槻署地域課の男性警部補(51)の私有パソコンからファイル交換ソフト「ウィニー」を介して、同僚警察官の住所などがインターネット上に流出した、と29日発表した。ウィニーの使用や警察情報の自宅への持ち帰りを府警は原則禁じており、警部補の懲戒処分を検討している。

2007年10月29日月曜日

東海道新幹線の橋梁からコンクリート落下 名古屋市内

東海道新幹線の橋梁からコンクリート落下 名古屋市内
28日午後9時50分ごろ、名古屋市中村区塩池町の東海道新幹線の橋梁(きょうりょう)付近で、コンクリート片が道路に落ちている、と通りかかった人からJR東海に連絡があった。

東海道新幹線自動改札機でトラブル 新大阪駅

東海道新幹線自動改札機でトラブル 新大阪駅
JR東海によると、29日午前5時10分ごろから、大阪市淀川区の新大阪駅東海道新幹線中央入口の自動改札機5台が立ち上がらず、一時使用できなくなった。駅員が切符を確認して対応し、午前8時半には復旧した。

2007年10月28日日曜日

建築資材が落下、女性2人けが 東京・新宿

建築資材が落下、女性2人けが 東京・新宿
28日正午ごろ、東京都新宿区百人町2丁目のビル建設現場で、クレーン車でつり上げていたコンクリート製の外壁パネル(縦3メートル、横60センチ、厚さ7.5センチ、140キロ)5枚が落下。この一部が歩道上に落ち、砕け散った破片が近くにいた女性2人にあたった。女性はいずれも足に軽い打撲を負って病院に運ばれ、治療を受けて帰宅した。新宿署が業務上過失傷害の疑いで関係者から事情を聴いている。

機長急病で欠航、262人足止め 日航関空発ロンドン便

機長急病で欠航、262人足止め 日航関空発ロンドン便
27日午前11時45分に関西空港を出発する予定だったロンドン行き日本航空421便が、出発15分前に欠航になった。機長が急に体調を崩し、関空には交代できるパイロットが常駐していないためだ。出発は翌朝に延ばされ、262人の乗客はいったん自宅へ帰るか、自分で宿泊先を探すなどの対応を余儀なくされた。

2007年10月27日土曜日

高波で船揺れ、乗客2人大けが 福岡・玄界灘

高波で船揺れ、乗客2人大けが 福岡・玄界灘
27日午前9時20分ごろ、福岡市西区の玄界島の近くの玄界灘で、博多港発玄界島行きの市営渡船「ニューげんかい」(105トン、乗員乗客30人)が高波で大きく揺れ、乗客2人が座席から転げ落ち、大けがをした。

遊具、地上30メートルで緊急停止 乗客、30分後に救出

遊具、地上30メートルで緊急停止 乗客、30分後に救出
北海道岩見沢市のレジャー施設「北海道グリーンランド」で25日、人気遊具が緊急停止し、地上約30メートルの高さで乗客の女性2人が、身動きが取れない状態になっていたことがわかった。この遊具は約25メートルの巨大アームの先に取り付けられた座席が前転・後転を繰り返しながら、アーム全体が時計の針のように回る「ロトシェイク」。2人は約30分後に救助され、けがはなかったという。

ヘリが墜落、2人死傷 南海高野線の線路に 大阪・堺

ヘリが墜落、2人死傷 南海高野線の線路に 大阪・堺
27日午後3時5分ごろ、堺市堺区遠里小野(おりおの)町3丁の南海電鉄高野線の線路上に、大阪航空(本社・大阪府八尾市)の2人乗りヘリコプターが墜落、炎上した。火は約15分後に消し止められたが、搭乗していたパイロットと乗客1人が全身を強く打ち、間もなく2人とも死亡した。電車は前後の駅に停止し惨事は免れたが、同線は上下線とも一時運休。約6時間半後に運転を再開した。現場周辺は住宅と工場が混在するが、住民らに被害はなかった。府警が墜落原因などを捜査。国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は調査官3人を現地に派遣した。

2007/10/28:事前点検「異常なし」 堺・ヘリ墜落 事故会社社長会見
大阪航空(大阪府八尾市)は28日、糸井俊之社長らが記者会見し、事故機について「(当日の)飛行前点検でも異常はなかった。事故原因は分からない」と説明、30日まで航空機やヘリの運航を全面休止し、国土交通省大阪航空局などと協議したうえで再開時期を決めるという。

2007/10/28:空中でエンジン停止か 堺のヘリ事故 ほぼ垂直に落下
堺市の南海電鉄高野線の線路上に大阪航空(大阪府八尾市)のヘリコプターが墜落、操縦士と乗客が死亡した事故で、事故機は旋回しながら降下した後、最後に機首を下に向けた状態で、ほぼ垂直に墜落したとみられることが28日、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の調べでわかった。空中でエンジントラブルが起き、メーンローター(主回転翼)の回転が止まった可能性もあるという。調査委と府警は機体の損傷状況などをさらに分析し、墜落原因の特定を進める。

2007/10/29:大破した機体を撤去、原因特定へ本格調査 堺・ヘリ事故
堺市の南海電鉄高野線の線路上に大阪航空のヘリコプターが墜落し、操縦士と乗客が死亡した事故で、大阪府警は29日未明、事故機をクレーン車で線路脇の土手から撤去、大阪府八尾市の八尾空港内にある同社格納庫に運んだ。府警は国土交通省航空・鉄道事故調査委員会とともに機体の損傷状況を調べる。

2007/10/30:主回転翼が尾部に接触、破損か 堺・ヘリ事故
堺市の南海電鉄高野線の線路上にヘリコプターが墜落し、乗客と操縦士の2人が死亡した事故で、機体の尾部にメーンローター(主回転翼)が接触し、破損した跡があったことが国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の調べでわかった。ヘリでは強い風の影響などで尾部の先端のテールローター(後部回転翼)が機能しなくなった際に、機体のバランスが崩れて主回転翼が傾いて回転し、尾部などを破損させる現象が知られており、同調査委員会は事故原因と接触痕との関係を調べている。


2007/10/30:大阪航空局、事故会社を臨時監査 堺・ヘリ墜落
堺市の南海電鉄高野線の線路上にヘリコプターが墜落し、操縦士と乗客の2人が死亡した事故を受け、国土交通省大阪航空局は30日、事故機を運航した大阪航空(大阪府八尾市)に対し、日常の運航・整備状況を調べる臨時監査を実施した。

B737型を設計変更 中華機炎上事故の原因部品で ボ社

B737型を設計変更 中華機炎上事故の原因部品で ボ社
那覇空港で8月、爆発炎上した中華航空機の事故原因となったボルトについて、製造元の米・ボーイング社が設計変更する方針を航空会社に説明していたことが分かった。部品の設計が事故原因かどうかについては明らかにしていないが、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会もボ社に事情を聴く方針だ。

関連記事
朝日:中華機炎上特集

2007年10月26日金曜日

2010年代前半に月着陸 宇宙開発委が方針

2010年代前半に月着陸 宇宙開発委が方針
2010年代半ばまでに月着陸を――。宇宙開発委員会の月探査ワーキンググループは26日、月を周回中の「かぐや」の後継の無人探査機(セレーネ2)で月面を探査する方針を決めた。宇宙航空研究開発機構が技術的な検討を始めており、旧ソ連のルナ24号から約40年ぶりの着陸となる可能性もある。

ボンバル機、離陸10分後に不具合 小松空港に引き返す

ボンバル機、離陸10分後に不具合 小松空港に引き返す
25日午前8時半ごろ、小松発成田行きアイベックスエアラインズの3118便(ボンバルディアCRJ100型)が離陸から約10分後、高揚力装置の不具合を示すライトが点灯し、小松空港(石川県)に引き返した。乗客乗員21人にけがはない。

浜岡原発停止認めず 耐震性の確保認定 静岡地裁判決

浜岡原発停止認めず 耐震性の確保認定 静岡地裁判決
静岡県御前崎市にある浜岡原発は「想定される東海地震の揺れに耐えられず危険だ」として、静岡県や愛知県の住民らが中部電力(本店・名古屋市)に1~4号機の運転差し止めを求めた訴訟の判決が26日、静岡地裁であった。宮岡章裁判長は「耐震安全性は確保されており、原告らの生命、身体が侵害される具体的危険があるとは認められない」と判断し、原告側の請求を棄却した。仮処分申請についても却下した。原告側は東京高裁に控訴するとともに、仮処分却下については即時抗告する方針。

2007年10月25日木曜日

臨界事故を想定した防災訓練 青森県六ケ所村

臨界事故を想定した防災訓練 青森県六ケ所村
国による原子力総合防災訓練が24日、青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場などで実施された。装置の故障が重なり、臨界事故が発生して放射性物質が工場外に放出された、との想定。再処理工場で実施されるのは初めて。

上越新幹線で夜間訓練 新潟―浦佐間

上越新幹線で夜間訓練 新潟―浦佐間
人身事故や急病人の搬送など新幹線の緊急事態を想定した訓練が、23日深夜から24日早朝にかけて、JR上越新幹線の新潟―浦佐間で行われた。JR東日本、新潟県警、消防などから約200人が参加し、いざという時の作業手順を確認した。

2007年10月24日水曜日

作業ミスで大気中に放射性物質 大飯原発4号機

作業ミスで大気中に放射性物質 大飯原発4号機
関西電力は24日、大飯原発4号機(福井県、加圧水型)で、作業ミスによって、通常よりやや高い値の放射性物質が排気筒から大気中に放出されたと発表した。国の規定に比べると780万分の1と微量で、発電所周辺の観測モニターでも異常は見られないという。

中国、初の月探査機打ち上げ成功 進む国際競争

中国、初の月探査機打ち上げ成功 進む国際競争
中国中央テレビなどによると、中国初の月探査機「嫦娥(じょうが)1号」を載せたロケット「長征3号A」が24日午後6時5分(日本時間同7時5分)、四川省西昌の衛星発射センターから打ち上げられ、地球周回軌道への投入に成功した。約1年をかけて月面を立体撮影し、ウランなど鉱物資源の分布を調べる。

シャトル打ち上げ成功 「きぼう」建設準備へ

シャトル打ち上げ成功 「きぼう」建設準備へ
米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル・ディスカバリーが米東部時間23日午前11時38分(日本時間24日午前0時38分)、ケネディ宇宙センターから打ち上げられた。日本実験棟「きぼう」の建設(来年2月開始予定)に向けた準備が始まる。

地下鉄大江戸線で停電…乗客1300人が地下を歩き避難

地下鉄大江戸線で停電…乗客1300人が地下を歩き避難
23日午前8時10分ごろ、東京都営地下鉄大江戸線の中井(新宿区)~練馬(練馬区)間で停電が起き、一時全線で運転を見合わせ、電車1本が新江古田駅(中野区)の手前約200メートルで停止した。乗客約1300人が線路を歩き同駅まで避難した。

大江戸線停電ストップ 1300人避難 朝3時間、9万人影響
二十三日午前八時十分ごろ、東京都営地下鉄大江戸線で停電が発生し、一時、>全線が不通となった。このうち光が丘駅発の電車(八両編成)が新江古田駅(中野区)の約二百メートル手前のトンネル内で停止したため、乗客約千三百人を降ろし、同駅まで徒歩で避難誘導したほか、「気分が悪い」などと訴えた女性の乗客計十人が病院に運ばれた。東京都交通局によると、大江戸線が全線ストップしたのは二〇〇〇年の開業以来、初めてという。 

=========続報==================

大江戸線停電 変電所の回路「切」で負荷大に
都営地下鉄大江戸線が23日朝に停電し、光が丘―国立競技場間で約3時間運休した問題で、都交通局は同日、練馬変電所(練馬区)の送電スイッチがオフになり電力供給が止まっていたことが原因と発表した。近くの中井変電所(新宿区)が自動で電力を供給していたが、通勤ラッシュ時に供給能力をオーバーし、ブレーカーが落ちたという。

地下鉄大江戸線停電、関東運輸局が厳重警告
都営地下鉄大江戸線で23日朝に起きた停電で、国土交通省関東運輸局は24日、都交通局の安全責任者を呼び、「原因究明と再発防止を図るよう厳重に警告する」との文書を手渡した。

 7月にも都営地下鉄浅草線で停電などにより約11時間不通になるなど、保守作業上のミスが続いたことを重くみた。

2007年10月23日火曜日

断層観測「満点計画」GO! 京大防災研が集中観測

断層観測「満点計画」GO! 京大防災研が集中観測
小型地震計を1キロ未満の間隔で張り巡らし、地震の震源断層など地下構造をくっきり明らかにする――。こんな計画を京都大防災研究所地震予知研究センターと計器メーカーが進めている。名付けて「満点(万点)計画」。24日から仙台市で開かれる日本地震学会で発表、地震計の試作機を展示する。

2007年10月12日金曜日

JR東日本や地下鉄など、一部改札で電源入らないトラブル

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JR東日本や地下鉄など、一部改札で電源入らないトラブル
[東京 12日 ロイター] 東日本旅客鉄道<9020.T>(JR東日本)や東京メトロ、都営地下鉄などの各駅で12日早朝、自動改札機の電源が入らずに使用できないトラブルが相次いだ。


【自動改札障害】盗難カードの管理プログラムが問題、原因はいまだ不明
10月12日早朝から、首都圏のJR東日本や私鉄、地下鉄の合計662駅で発生した自動改札機のトラブルは、日本信号の改札機におけるプログラムの問題だった。同日夕方、日本信号、JR東日本、関東ICカード相互利用協議会、PASMO協議会が会見を開いて説明した。

【自動改札障害】事故原因が判明、「データ分割時の特定量」で読み込めず
2007年10月12日に発生した、首都圏における自動改札機トラブルの原因が判明した。自動改札機を運営する関東ICカード相互利用協議会、PASMO協議会、JR東日本が、10月15日に発表したものである。

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PASMO協など、関東の私鉄65駅で日本信号製窓口処理機に不具合
関東ICカード相互利用協議会、PASMO協議会、日本信号は18日、同日午前に関東の私鉄5社65駅で日本信号製の窓口処理機に不具合が発生したと発表した。乗客約400人が駅員のいる窓口でICカード乗車券の精算ができないなどトラブルが出た。首都圏のJR・私鉄では12日に日本信号製自動改札機が利用できない大規模トラブルが発生したばかり。両協議会は日本信号に不具合があった窓口処理機のプログラム改修を急がせるとともに他メーカーの機器も総点検させる。

1文字分のミスで大トラブルに 首都圏改札機トラブル
首都圏の鉄道で12日と18日の早朝に起きた日本信号(本社・東京)製の自動改札機と窓口処理機の障害の原因は、プログラムがわずか日本語1文字分のデータの処理を誤ったためだったことがわかった。「極めて単純なプログラムミス」と専門家が指摘する欠陥は、のべ727駅、260万人の足に影響する事態に発展した。

2007年7月2日月曜日

JR西日福知山線、航空・鉄道事故調査委員会最終報告書

2007/06/28:西日本旅客鉄道株式会社 福知山線塚口駅~尼崎駅間 列車脱線事故
鉄道事故調査委員会最終報告です。

関連記事
2007/06/28朝日新聞:JR宝塚線脱線、日勤教育が要因 ブレーキ遅れ招く
05年4月のJR宝塚線(福知山線)脱線事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は28日、懲罰的と受け取られる運転士の再教育制度「日勤教育」を気にして、運転から注意がそれた可能性が高いとする最終報告書を冬柴国土交通相に提出した。この結果、高見隆二郎運転士(当時23)が19秒前後ブレーキをかけるのが遅れ、制限速度を46キロ超過してカーブに入ったことが脱線の直接原因と結論づけた。

2007/06/28毎日新聞:福知山線事故:事故調が最終報告書 JR西日本の体質指摘
兵庫県尼崎市で05年4月に起きたJR福知山線脱線事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は28日、高見隆二郎運転士(死亡、当時23歳)がブレーキをかけるのが約16秒遅れたため、制限速度を約46キロ超過して現場カーブに進入したことが原因とする最終調査報告書を冬柴鉄三国交相に提出した。事故調は運転士への懲罰的な日勤教育など、JR西日本の体質が事故に影響した可能性が高いと異例の指摘をした。さらに国には、重大被害につながる鉄道トラブルがあった場合に危険性を各事業者に徹底する対策を求めた。

2007/06/28神戸新聞:JR西の企業体質批判 尼崎脱線事故で最終報告書
百七人が死亡した尼崎JR脱線事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会(事故調委)は二十八日、調査結果をまとめた最終報告書を冬柴鉄三国交相に提出した。事故調委は、事故の主原因となったカーブでの大幅な速度超過について、直前の伊丹駅でオーバーランした高見隆二郎運転士=死亡当時(23)=が、ミスした運転士に課される「日勤教育」を恐れ、車掌と輸送指令との無線交信に聞き入るなどしてブレーキが遅れた可能性が高いと判断。余裕のないダイヤ編成なども合わせ、JR西日本の安全管理体制が事故の遠因だったと指摘した。

2007年6月28日木曜日

離陸寸前に急停止、滑走路前方に別の飛行機 新千歳空港

2007/06/28:離陸寸前に急停止、滑走路前方に別の飛行機 新千歳空港
27日午後9時9分ごろ、北海道・新千歳空港のA滑走路で、離陸のために滑走を始めた羽田行きスカイマーク730便(ボーイング767型、乗客・乗員計158人)が、着陸したばかりで滑走路を横断してきた羽田発の全日空79便(ボーイング777型、同246人)を前方に発見し、急停止した。両機の乗客・乗員にけがはなかった。

2007/07/03:国交省、空自に改善要請 「新千歳」の管制官分担
北海道・新千歳空港で6月27日、管制官のミスにより全日空機が滑走路に進入、離陸滑走中のスカイマーク機が緊急停止した事案で、国土交通省は、管制塔にいた別の管制官が警告すれば防げた可能性があったとして、管制業務を担当する航空自衛隊に改善を求めた。

2007年6月21日木曜日

ユナイテッド航空、前便を一時地上待機

ユナイテッド航空、全便を一時地上待機--原因はコンピュータのトラブル
米連邦航空局(FAA)は、United Airlinesが米国時間6月20日朝、コンピュータシステムの障害により、一時的に全便を地上待機させざるを得なくなったことを認めた。

2007年6月19日火曜日

NTT光電話障害関連

東のフレッツ・トラブル,「ルート再計算により・・・」の真相
NTT東日本/西日本のひかり電話サービスやフレッツ・サービスはトラブルが続く。その都度、原因を明らかにしてきたが、5月15日に発生したNTT東日本のBフレッツのトラブルについてはその原因の説明に納得できなかった。「IP伝送装置のパッケージ交換をきっかけに、ルート再計算の負荷が増え、14都道県のフレッツ網がダウン」。装置が故障するのはよくあること。それに伴うルート再計算で大半のフレッツ網がダウンするとは・・・。やはり、その真相は単純ではなかった。

2007年6月15日金曜日

ANA障害関連

【ANA障害】システム対策に3億円投資、欠航の減収は4億円
全日本空輸(ANA)は5月末の大規模障害を受けて、システムの増強や改善の対策に2億~3億円の資金を投じる。また、欠航による減収は約4億円であることが分かった。6月13日の会見でANAが明らかにした(関連記事)。合計で約7億円となり、ブランド・イメージの低下とともに、大規模障害の影響の大きさを裏付けた。

-------------------------続報----------------------------

2007/10/30:初めて責任者が語る!全日空システム障害の対策と教訓
5月27日に発生した全日空のシステム障害。国内線130便が欠航し、464便が30分以上遅延するなど約7万人に影響が生じた。終日混乱が生じ、約4億 5000万円もの減収になる大規模なシステムトラブルとなった。6月にまとめた再発防止策に5カ月かけて取り組み、10月25日に技術的な対応が完了した。投資額は3億円。

2007年6月14日木曜日

ANA障害関連

【会見詳報】ANA障害の原因判明、「世界4例のスイッチ故障がきっかけ、対応も遅れた」

全日本空輸(ANA)は6月13日夕方、国土交通省で記者会見を開き、5月末に国内線システムで発生させた大規模障害の原因について報告した。会見に臨んだANAの長瀬眞(ながせ・しん)専務取締役執行役員は「障害発生からログの分析を続けてきた。このような事態が起こらぬよう再発の防止に努め、信頼の回復に努めたい」と述べ、IT推進室長の佐藤透執行役員が詳細を説明していった(写真1)。

【ANA障害】「引き金」となった大型スイッチにシスコ・NECがコメント
6月13日夕方、全日本空輸(ANA)は5月末の大規模障害について詳細を記者会見で説明した。その中で、一因とされたのがデータセンターの通信機器故障だった。データのパケットを振り分けるスイッチで、「米シスコのCatalystシリーズの大型機」(ANAの担当者)という。IT推進室長の佐藤透執行役員は会見で「NECがシスコ製品を選択して納入した。シスコから世界で同様の問題は4事例しかないと聞いている」と述べた。

2007年6月13日水曜日

NTT光電話/ANA障害関連

NTT東西とANAのシステム・トラブルに見る顧客視点の有無
 少し前のことになるが,6月1日付朝日新聞朝刊(科学面)に先のNTT東西会社と全日空(ANA)のシステム・トラブルについての論評記事が載っていた。「単純ミス・修理が『大事件』に」といった雰囲気の見出しで,その記事には本位田真一・国立情報科学研究所教授のコメントが寄せられていた。そのコメントに付けられた小見出しは,「技術者の育成と検証プログラムを」というものだった。筆者もそれは必要だろうと同意した。一方で筆者はこうした一連の報道を前に,NTT東西とANAという当事者は,今回の「事件」をどうとらえているのかを知りたいと思った。

2007年6月12日火曜日

NTTひかり電話トラブル関連

NTTのひかり電話障害はコマンド間違いが原因、待機系は稼働せず
NTT東日本とNTT西日本は5月24日、昨日午前にIP電話サービス「ひかり電話」が両社の間で不通になったトラブルについて詳細を発表した。問題を起こしたのは、両社のひかり電話網をつなぐ中継網内の呼制御サーバー。入札によって、NTT東子会社のNTT-MEが提供している。

「ひかり電話」はまだまだ止まる
交換手を介さずに電話をつなぐ「自動電話交換機」が日本で初めて導入されたのは1926年1月のことという。当時は故障が多かったに違いない。それから80年あまり経ち、電話交換機による固定電話サービスは完成の域に到達した。家から固定電話をかけて、つながらなかったという経験をした人はもういないのではないか。

ところがここへ来て、電話がつながらないという事態が相次いで起きている。NTT東日本とNTT西日本の「ひかり電話」故障である。先月でいうと、 5月15日から16日、23日、28日にそれぞれ、ひかり電話がつながらないトラブルが発生した。ひかり電話は2006年にも、3月、4月、9月、10 月、12月と、つながりにくい状況になっていた。電話が日本に上陸して100年以上が経ったが、電話が簡単にはつながらない時代が再びやってきた。

「情報システム事故」、技術者だけでは防げない
5月後半、全日本空輸、NTT、JRの情報システムで相次いで事故が起きた。いずれの場合も、些細な操作ミスや切り替え作業が、システム全体が停止するような悪影響を与えてしまい、しかもなかなか原因を特定できなかった。残念ながら今後も、情報システムの事故は続くだろう。そうならざるを得ない構図について、日経ビジネス誌に「ITの07年問題は“逃げ水” 全日空などシステム障害、対応には限界も」という一文を書いた。本欄においては、情報システムの根本的な事故防止策について考えてみる。