2007年6月14日木曜日

ANA障害関連

【会見詳報】ANA障害の原因判明、「世界4例のスイッチ故障がきっかけ、対応も遅れた」

全日本空輸(ANA)は6月13日夕方、国土交通省で記者会見を開き、5月末に国内線システムで発生させた大規模障害の原因について報告した。会見に臨んだANAの長瀬眞(ながせ・しん)専務取締役執行役員は「障害発生からログの分析を続けてきた。このような事態が起こらぬよう再発の防止に努め、信頼の回復に努めたい」と述べ、IT推進室長の佐藤透執行役員が詳細を説明していった(写真1)。

【ANA障害】「引き金」となった大型スイッチにシスコ・NECがコメント
6月13日夕方、全日本空輸(ANA)は5月末の大規模障害について詳細を記者会見で説明した。その中で、一因とされたのがデータセンターの通信機器故障だった。データのパケットを振り分けるスイッチで、「米シスコのCatalystシリーズの大型機」(ANAの担当者)という。IT推進室長の佐藤透執行役員は会見で「NECがシスコ製品を選択して納入した。シスコから世界で同様の問題は4事例しかないと聞いている」と述べた。

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