2007年10月31日水曜日

自衛隊機が炎上 県営名古屋空港 乗組員2人は脱出

自衛隊機が炎上 県営名古屋空港 乗組員2人は脱出
31日午前9時12分ごろ、愛知県豊山町にある軍民共用の県営名古屋空港で、航空自衛隊のF2B支援戦闘機が離陸に失敗し、機体が炎上した。乗組員2人は脱出し、火は約30分後に消し止められた。2人は骨折などのけがを負った。県警などによると、戦闘機は整備点検を三菱重工業がしていた最中で、乗組員は同社の社員のテストパイロットだった。滑走路は損傷し、民間機の飛行再開の見込みは立っていない。

---------------続報---------------------------
2007/11/01:事故機の本格調査始まる 空自機炎上で防衛省事故調
愛知県の県営名古屋空港で航空自衛隊のF2B支援戦闘機が離陸に失敗、炎上した事故で、防衛省が設置した事故調査委員会は、1日朝から事故機の損傷状況の調査や、整備点検をしていた三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所(名古屋市)の小牧南工場(豊山町)での整備状況の確認などを始めた。愛知県警も同工場を家宅捜索。原因究明や責任の所在を明らかにする作業が本格的に始まった。

2007/11/01:名古屋空港、民間機の運航再開 空自機炎上
航空自衛隊の支援戦闘機F2Bが離陸に失敗し、炎上した事故で、閉鎖されていた愛知県営名古屋空港は、1日午前から民間旅客機の運航が再開された。

2007/11/01:落下理由「わからない」 自衛隊機炎上で副操縦士供述
愛知県の県営名古屋空港(同県豊山町)で航空自衛隊のF2B支援戦闘機が離陸に失敗して墜落、炎上した事故で、三菱重工業社員のテストパイロットで事故機の副操縦士、水島光男さん(56)が事故直後の愛知県警の事情聴取に対し、「なんで(機が)落ちたのかわからない」と供述したことがわかった。操縦士の想定外のトラブルが発生した可能性が浮上した。整備の状況に不備がなかったかなどを確認するため、愛知県警は1日、業務上過失傷害容疑で同社の名古屋航空宇宙システム製作所小牧南工場(豊山町)などを家宅捜索するとともに、事故機を差し押さえた。

2007/11/02:フライトレコーダーを回収、空自機炎上事故
愛知県豊山町の県営名古屋空港で、航空自衛隊のF2B支援戦闘機が離陸に失敗し炎上した事故で、愛知県警は1日、事故機からフライトレコーダー(飛行記録装置)や機器類を押収した。今後、ともに原因調査にあたっている防衛省側で解析を進める。機体の定期点検をしていた三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所の小牧南工場からは整備記録を押収。防衛省の事故調査委員会は今後、さらに機体の状況や定期点検が適切に行われていたかも調査し、2カ月をめどに報告書をまとめるとしている。

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