2007年10月27日土曜日

ヘリが墜落、2人死傷 南海高野線の線路に 大阪・堺

ヘリが墜落、2人死傷 南海高野線の線路に 大阪・堺
27日午後3時5分ごろ、堺市堺区遠里小野(おりおの)町3丁の南海電鉄高野線の線路上に、大阪航空(本社・大阪府八尾市)の2人乗りヘリコプターが墜落、炎上した。火は約15分後に消し止められたが、搭乗していたパイロットと乗客1人が全身を強く打ち、間もなく2人とも死亡した。電車は前後の駅に停止し惨事は免れたが、同線は上下線とも一時運休。約6時間半後に運転を再開した。現場周辺は住宅と工場が混在するが、住民らに被害はなかった。府警が墜落原因などを捜査。国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は調査官3人を現地に派遣した。

2007/10/28:事前点検「異常なし」 堺・ヘリ墜落 事故会社社長会見
大阪航空(大阪府八尾市)は28日、糸井俊之社長らが記者会見し、事故機について「(当日の)飛行前点検でも異常はなかった。事故原因は分からない」と説明、30日まで航空機やヘリの運航を全面休止し、国土交通省大阪航空局などと協議したうえで再開時期を決めるという。

2007/10/28:空中でエンジン停止か 堺のヘリ事故 ほぼ垂直に落下
堺市の南海電鉄高野線の線路上に大阪航空(大阪府八尾市)のヘリコプターが墜落、操縦士と乗客が死亡した事故で、事故機は旋回しながら降下した後、最後に機首を下に向けた状態で、ほぼ垂直に墜落したとみられることが28日、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の調べでわかった。空中でエンジントラブルが起き、メーンローター(主回転翼)の回転が止まった可能性もあるという。調査委と府警は機体の損傷状況などをさらに分析し、墜落原因の特定を進める。

2007/10/29:大破した機体を撤去、原因特定へ本格調査 堺・ヘリ事故
堺市の南海電鉄高野線の線路上に大阪航空のヘリコプターが墜落し、操縦士と乗客が死亡した事故で、大阪府警は29日未明、事故機をクレーン車で線路脇の土手から撤去、大阪府八尾市の八尾空港内にある同社格納庫に運んだ。府警は国土交通省航空・鉄道事故調査委員会とともに機体の損傷状況を調べる。

2007/10/30:主回転翼が尾部に接触、破損か 堺・ヘリ事故
堺市の南海電鉄高野線の線路上にヘリコプターが墜落し、乗客と操縦士の2人が死亡した事故で、機体の尾部にメーンローター(主回転翼)が接触し、破損した跡があったことが国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の調べでわかった。ヘリでは強い風の影響などで尾部の先端のテールローター(後部回転翼)が機能しなくなった際に、機体のバランスが崩れて主回転翼が傾いて回転し、尾部などを破損させる現象が知られており、同調査委員会は事故原因と接触痕との関係を調べている。


2007/10/30:大阪航空局、事故会社を臨時監査 堺・ヘリ墜落
堺市の南海電鉄高野線の線路上にヘリコプターが墜落し、操縦士と乗客の2人が死亡した事故を受け、国土交通省大阪航空局は30日、事故機を運航した大阪航空(大阪府八尾市)に対し、日常の運航・整備状況を調べる臨時監査を実施した。

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